_ 大人 _ ページ26
kojima side…
〈 カチッ…カチッ…カチッ… 〉
小島「……………。」
Aちゃんを無理矢理寝室に入れてソファーで
横になったんやけど…全然寝れる気がせんかった…
普段は楽屋とかで仮眠とるからソファーに問題は無い。
ただ『Aちゃんの家』って意味で落ち着かんねん…笑
小島「自担の家で呑気に寝れる
ファンは絶対に居らんやろな…笑ﾎﾞｿｯ」
そんなことを一人で考えとると寝室から窓が開くような
音が聞こえて心配になったから『失礼しま〜す』って
一応声掛けて覗いてみればカーテンが揺れてた…
小島「Aちゃ〜ん…？ﾎﾞｿｯ」
『窓開けて寝とるんかな？』って思えば…
ベットにAちゃんの姿は無くて一歩入れば…
ベランダで光る小さな明かりと…吐き出された白い煙を
寂しそうな顔で見つめとるAちゃんの横顔…
手に持ってる物がすぐに何か分かったし…
初めて吸ってる姿を見た…
『体に悪いで？笑』って声を掛けたかったけど…
普段とはまた違う…Aちゃんの" 大人な顔 "に
『ドキッ』って来て…俺は見惚れてしまった…。
小島「……………///」
A「……ビバッ…？！汗」
小島「あっ…急に入ってごめんな？汗///」
A「ううんっ…どうしたの…？汗」
俺が来てることに気付いたAちゃんは
慌てて火を消したから…何でかちょっと落ち込んだ…
小島「いや…窓開ける音聞こえたから大丈夫かなって…」
A「そっか…起こしちゃってごめんね…？」
小島「いや、寝てなかったから平気やけど…
Aちゃんって…煙草吸うねんな…？」
A「……やっぱり見てたか…苦笑
『体に悪いから止めろ』って注意されて止めたんだけど…
寝れないし…どうしても気紛らわしたくて…ついね…苦笑」
小島「……確かに体に悪いことやからあれやけど…
俺…Aちゃんが煙草吸っとんの好きかもしれん…笑」
A「えっ？笑 吸わない人からしたら臭いし…
まず、女の子が吸ってんのなんて引くでしょ？笑」
小島「Aちゃんやったら引かんよ？笑
実際見惚れてて声掛けられんかったし…
火消してんの見て…ちょっと落ち込んだ…笑」
A「……本当変わってるね…？笑」
小島「……吸って欲しくは無いけど…
ちゃんと見たいから…また吸ってくれん…？笑」
A「何それ、笑」
小島「へへっ…笑」
A「……内緒ね…？笑ﾎﾞｿｯ」
小島「おん。笑ﾎﾞｿｯ」
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作者名：えーちゃん | 作成日時：2022年8月16日 9時
