#恋に気づいた ページ23
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調理室へ行き、誰もいない事を確認した蓮さんは調理室の鍵を閉める。
「……あのっ、助けてくれて、ありがとうございました、」
蓮「当たり前だろ、家族だし、兄妹なんだから。
……お前も強くなれ。」
そう頭を撫でてくれた。
蓮「元々、ラウに相談されてたんだよね、友達となんかあったんじゃないかって。……今まで、俺も、ラウも、守ってやれなくて…ごめん…」
「……っでも、私が、悪くて…全部私がっ、」
そして蓮さんはまた私を抱き寄せた。
今度は優しく、包み込むように。
蓮「…Aが苦しむ必要なんてない、
自分の思ってる事、自分の気持ち抑えなくていい。
いっぱい泣いていいんだよ。」
蓮さんのその一言で、
私の中にある何かが弾け飛んだ気がした。
「蓮さん…………私……」
お母さんが亡くなった時以来私は泣かなくなった。
だけど、この時だけ、
蓮さんの胸で赤ちゃんのように泣け喚いた。
そして私は一つ、気づいた事がある。
私は、蓮さんが好きみたいだ。
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それから落ち着いて、少し気になった事があったので、携帯で検索した。
ジャニーズJr. Snow Man
「……え、」
私の初恋の相手と楽しそうにピースしている
蓮さんの画像が出てきた。
蓮「どうしたの?」
「…Snow Man…さんって、6人じゃ、ないんですか、?」
蓮「…え!Snow Manの事知ってるの?!?!」
「…っあ、いや、その、まぁ…」
蓮「最近、っていうか、1月にね、俺とラウールと、もう1人、向井康二ってやつが加入して、9人組になったんだよ。」
「…えぇ!!!ラウールまでっ?!」
蓮「えぇ!知らなかったの?!
その事にびっくりなんだけど。」
「知りませんでした。笑」
蓮「…それ、その笑顔。
やっぱり、Aは笑顔が似合うよ。」
「……蓮さん、ありがとうございます。笑」
蓮「…あのさ、敬語やめない…?俺たち、兄妹だし、今すぐやめてとは言わないから…、ほら!…お兄ちゃん、とか別に呼んでもいいっていうか…」
「…っあ、もしかして、呼ばれたいとかですか?笑」
蓮「…ち、違ぇよ!!」
「分かりました、…お兄ちゃん。笑笑」
その蓮さんの照れた顔が可愛くて、
私は本当に恋をしてしまったみたいだ。
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作者名:m_izuki. | 作成日時:2020年11月20日 0時