目黒くんと屋根の下。 (ページ19)

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#蓮の想いページ19

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そして、監督から渡された台本。

「…え？！こんなにセリフ多いの？！」

監督「まぁ、主役だしね。
覚えるの大変かもしれないけど、頑張って。」

「…はい、」

いくら主役でもからは多すぎない？！

本番まであと1ヶ月。

ちゃんと出来るのかな…

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ラウ「…って事で！めめがお芝居に詳しいから！
僕急遽仕事になっちゃって～…ごめん！！」

蓮「俺だってまだまだだよ？」

「えっ？！ちょ、待っ＿＿＿」

颯爽と走って行ってしまったラウール。

蓮「A、主役とかやるタイプだったっけ？笑」

台本を見ながら余裕そうに言う蓮さんに少しだけ苛立った。

「…蓮さんはお芝居が好きなんですか？」

興味本位で聞いてみたつもりだった、

蓮「俺さ！思ってる事を、言葉とか歌に表現する事が好きで、それを本業にしたくて、大学行って、専門の学科に入ったの！だけど、今のままじゃ全然ダメで…もっと上目指して、みんなに認めてもらえるようになりたいんだ。」

だけど、お芝居に対する熱い想いがこっちにまで伝わってきて、本当にお芝居が好きなんだ。と心から思った。

蓮「…っあ、ごめん。…よし！始めるか！」

蓮さんの気持ちを聞いて、任されたからには、一生懸命やろう。という気持ちになった。

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蓮さんと練習していくうちに、＂シンデレラ＂という人物がよく見えた気がした。

1ヶ月間、セリフ覚えて蓮さんにすごい！って言ってもらえるように頑張ろう！