この“世”の醜さ、美しさ 続【呪術廻戦】

Toge ページ10

『そっか、狗巻くんね、じゃあ今から君を運ぶね』

そう言って狗巻くんの背と、膝に手をまわす


棘「し、しゃ…」

すると狗巻くんはまたしゃけ、と言おうとする
それを阻止するように人差し指をたてて、

『こら、俺との時はちゃんと話して欲しいな、分からないからね
俺、ずっと術式張ってるから、ね？』

棘「わ、分かっ、た、」


狗巻くんが途切れ途切れの言葉を紡ぐ

俺はやんわりと笑い、彼を持ち上げる


『走るからしっかり、つかまっててね、』

棘「ん、」


そう言ってギュッと俺の首に手をまわす、



そして俺は狗巻くんに負荷がかからないよう走った

高専まで＿＿＿＿＿＿＿




高専についてからは硝子に狗巻くんをみせた

もちろん一瞬で治った、





それ以来、棘は俺と過ごすことが割と多くなった

任務に行ったり、教えたり、お話したり、







俺は今度こそ、間違えないように、


大事に、丁寧に、





2度は同じ道を歩まぬよう、注意をよく払った




棘の心の拠り所になっていればいいなと




そう願った




inumaki story end

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