この“世”の醜さ、美しさ【呪術廻戦】

Why are you here ページ34

好きに生きることを決めて、数日が経った

今日は呪霊を殺しにとある山に来ている


まぁ、その呪霊はもう殺し終わったので帰るとこだけど……


ちなみに、その呪霊は大体1級呪霊ぐらいかな？



『んー、帰るかぁー、』


ぐーっと伸びをして、山を下る



その時、前方で人の気配がした



そう、“人”。

呪霊でもなく、人の気配


今はすっかり日が落ちていて真っ暗だ

さらに、ここは山。

さっき俺が殺した呪霊が何人もの人を攫っては殺していた山。


その呪霊は俺が100万で依頼を受けてもう居ないから


術式が解けて、

そいつが攫った人間の生き残りかと思ったけど



“違う”

何かが違う、

今までに術師とも出会って、殺したりしたこともあるけど、


その術師とも違う


異常な違い、



俺は無意識に呪具を取り出して構えていた


気配はすぐそこだった




『……だれ…』


ぽつりとそう言うと目の前から返事が帰ってきた



｢お前の方こそ誰だよ？ここの山、今立ち入り禁止のはずなんだけど？｣



そう言った


ガサガサと目の前の草木が揺れる




そこに居たのは白髪で、


青く、キラキラした目を持った




俺と同じ顔をした、男がたっていた





男は俺を見て言った






｢お前、誰？｣



先程までヘラヘラとしていたが、


真剣な表情に変わっていた




……なんで、ここで、会っちゃうのさ、


俺は知らないけどわかる









悟だ

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