【暗殺教室】アネモネに包まれた少女。 (ページ10)

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八輪目ページ10

……おはようございます、Aです、何故か学秀が朝ご飯の時に目玉焼きを食べてるとすっと醤油を渡して来たのをきっかけに凄い優しいです。

……怖。

ところで皆は目玉焼き、何派？

私はね、ケチャップ‼

え、醤油？それは学秀が好きなの。

……確か。だから一瞬嫌がらせかと思っちゃった‼

……と。

今の私にそんなことゆっくり話してる時間は無くてですね‼

「えぇ、この時間に人身事故起こすなよ……」

……とまぁ、何処かの誰かさんが言ってくれましたが事故が有って遅刻しそうです。

……どうしよ。

なんて考えていると、スマホがブー、ブー……と、低い音を立てて震える。

……学秀？

スマホを点けると、某無料メッセージアプリで学秀からメッセージが来ている。

「“事故有っただろ、車で迎えに行くから一緒に行くぞ”……？」

……は？

あの学秀が？私を？気遣った？

既読したまま固まっているとokと判断したのか、見慣れた車がやってくる。

(……まぁ電車は遅れたままだったので有り難く送って貰ったが。)

……いや、おかしい。

何で⁉私ら冷戦してたんじゃ⁉

うーん……

頭を抱えていると、いつのまにか渚がおはよう、といつものエンジェルスマイルを向けてくれたので、私はそれ以降全く気にしなくなったのだった。

……渚のエンジェルスマイル最強説Yah●o!トップニュース急浮上。