出会い2 ページ11
A「それで、どうしたのですか?」
ユリウス「君、家族はいるかい?」
A「!・・・いたらこんな事しませんよ。」
ユリウス「そうかい・・・Aちゃんだっけ?君・・・
私達について来る気はないか?」
A「・・・え?それはどういう・・・」
ユリウス「簡単な事だよ。つまり・・・私の養子にならないかって事だ。」
A「!・・・私なんかを養子にとっても良い事なんてありませんよ。私は家族を守れなかった“出来損ない“なんですから。」
団長達「!!」
ノゼル「魔法帝が何故こんなにも養子にこだわるのかが分かった気がする。」
シャーロット「あぁ、そうだな。」
ウィリアム「ほっとけない・・・って事かな。」
フレゴレオン「それに加えてあの膨大な魔力・・・敵側になった時に厄介だな。」
ユリウス「私達は良い事とか悪い事とか関係ないよ。」
A「!!」
ユリウス「魔法帝として困っている民は助けてあげないとね。それが幼い少女なら尚更だ。」
ユリウス「それにその膨大な魔力。敵に狙われるだろう。それから君を守る為にも君について来てほしいんだ。」
A「・・・愛してくれますか(ボソッ」
ユリウス「ん?」
A「こんな私でも・・・出来損ないでも・・・愛してくれますか?大切にしてくれますか?」
ユリウス「!!」
団長達「!!」
A「今までいろんな所に行ってきました。時には村や町にだって行く時がありました。その時に見るのはいつも、笑顔の子供達で、私もそんな風にならたらなってずっと思っていました。」
A「そんな子達みたいに私も貴方達に着いて行ったら幸せになれますか?」
ユリウス「!勿論だよ。私だけじゃない。団長達や団員が君をきっと幸せにしてくれるよ。そうだよね、みんな。」
団長達「!!」
シャーロット「はい、勿論です。」
フレゴレオン「見てみて、実際ほっとけなくなりましたし。」
ノゼル「我々に出来ないことなどない。」
ドロシー「ぐーぐー!」
ヤミ「まぁ、少なくとも今よりはな。」
リル「うんうん、きっと毎日が楽しくなるよ〜!」
ゲルドル「うふふふ、そうですね〜。」
ジャック「カカッ!そうだな〜。今よりはマシじゃねぇか〜?」
ウィリアム「君が幸せと思えるように尽力するよ。」
ユリウス「それで、どうだい?」
A「!はい!着いて行きます!ニコッ(*⁰▿⁰*)」
一旦切ります!
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作者名:引きこもりのりんご | 作成日時:2023年3月11日 17時