59話 ページ14
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目的地に着き、車から降りて、目の前の自販機で飲み物を買う。
少し開けてる広場の中央で、寝そべってる人影を確認し、上から覗く。
多分見下ろされてる方からは見えないだろうな。
イク：ここ、暖かくないでしょ。
隣に座って、カイロとミルクティーを渡す。
シルク：運動してっから暑ィくらい。
といって、俺の隣に座りなおす。
シルク：..........よくわかったな。ここにいるって
さっきの電話で確かに、居場所を教えられたわけじゃない。
試されてるんだなと思いながら、場所に当てを付けて、半ば賭けの状態で来た。
いなかったらその時、連絡すればいいって考えてた。
イク：自宅から動ける範囲ならってのと、お前の気分ならどうするかな......ってことで
シルク：いうて、自宅から結構離れてるし、俺の気分読み取ったんならすげぇよ。プロファイリングじゃん
イク：酔いが回ってる状態であまり上下運動はしないだろうし、お酒回ったら外に散歩するの好きだったでしょ……？
と、あたってるかわからない考察を披露してみる。
シルク： ......ふ、お前ここで元彼特権出してくんなよ
イク：別に出してない
シルク：忘れたんか？みんなといる時俺、酔っぱらってもしてなかったろ？
って、今日の記憶力のカミングアウトの件と絡めて、おちょくるように言う。
イク：相変わらず、イジワルだね。
シルク：......それはどっちだよ
イク：？？？
何か、ぼっそっといったようだけど、聞こえなかった。
とりあえず、ここは寒いし、車内に戻ってぬくぬくしたい。
イク：風邪引くから、行こ？
と、諒の方に顔向け、表情を伺う。
その瞬間、デジャヴかな？
また、柔くて弾力のある、甘い口づけが降ってくる。
暗くて表情が窺えなくて、諒がどんな顔をしてんのかわからない。
でも、俺は確実に、呆けてるような驚愕してる表情になってる。
恥ずかしい......
諒のせいで、身体が火照ってきて、熱い......。
唇が離れると離れるとで、なんだか、寂しい......。
あぁ、俺は自分で思ってた以上に諒に触られることに、嬉しさを感じてるんだ...。
そんなふしだらなことを考えてる俺の、手を引く諒は、一体何を考えるの？
ねぇ、教えてよ......
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suga(プロフ) - ☆SIRO★さん、拝見していただき誠に恐縮です。フラグの件、理解が及ばずにチェックをしていませんでした。ご指摘本当にありがとうございます。助かりました。 (2019年12月11日 11時) (
レス) id: 5f12be8acb (このIDを非表示/違反報告)
☆SIRO★(プロフ) - コメント失礼します。この作品とっても素晴らしいですね。これからも作者様のペースで更新頑張ってくださいませ♪ただ、オリジナルフラグは外した方が宜しいですよ。 (2019年12月10日 15時) (レス) id: c894bfb1ec (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2019年12月9日 10時
