41話 ページ44
それはそうと、
マサイ：イク、腹減ってねぇ？残ってんのあんだよな。
イク：あ、もらいます。
と、ソファから立ち上がり、キッチンへ向かう。
その後について行き、冷蔵庫を開ける。
マサイ：どれくらい腹減ってる？
イク：出された分だけ食べれるよ。
マサイ：あ、お前制御下手だったな。
イク：わんこそばとかは向いてない。
マサイ：俺らが怖くてやらせられねぇよ。
イク：俺が制御出来なくてもそうやって代わりに止めてくれる人がいるから甘んじちゃうのさ。
と、口を動かしながら、ポットに水を入れ、沸かすボタンを押して、俺の隣にやってくる。
イク：なんか手伝うことある？
マサイ：レンチンだけだからな......。てか、お前なんか飲む？酒はシルクんちに持っていったみたいだからそっち行けばあるけど......
イク：んー、そっち行くならご飯もそっちにあるの食べるよ、めんどくさいし。
あ、黙ってお茶を出せばよかった。
自分でイクをみんなのとこ行かすようなこと言ったわ......詰んだ
イク：お茶ある？、なかったら、沸いてから作るからいいんだけど。
と、俺にとっての朗報が耳に飛び込んでくる。
多分、俺がイクに質問があると、冒頭に言ったからだろうが、
その些細な気遣いでさえ、舞い上がるように嬉しい。
今は何より誰より、俺を優先してくれてるんだって証明みたいで。
マサイ：お茶はある。そういや、フレーバーティー買ったじゃん。あれ飲もうぜ。
その言葉にイクは嬉嬉として、頷く。
昨日、2人で出かけた時に、これも買った。
俺に合ったお茶を選ぶと言って、一生懸命選んでくれた。
香り、味わい、後味など、色んな観点から俺だけのを選んでくれた。
嬉しくないはずがない、終始にやけてたのは言うまでもない。
イクはお茶やコーヒーが好きで、休日は俺やモトキと飲み比べをしたりする。
お菓子と、お茶を交互に口に運んで、オチがない報告や、何気ないおしゃべりをする、そのまったりとした、
ゆったりと時間が流れていくような、あの感じが、
結構好きだったりする。
マサイ：どのお茶がいい？ご飯食べる時は黒烏龍茶だとしてさ。
イク：食後か......カシミールチャイがいいな。今はそう言う気分！
イクのセレクトしたティーパックを缶から取り出し、レンチンするものをイクと選ぶ。
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suga(プロフ) - 奏さん、コメントとご指摘ありがとうございます！励みになりました！使い勝手がままならないので、再度あるかもしれませんが、その都度直したいと思います！本当にご覧頂きありがとうございます。 (2019年12月21日 21時) (
レス) id: 39a88c02ba (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - 初コメしつれいします！面白かったので一気に読んでしまいました！！これからも御自分のペースで更新頑張ってください。誤字というかミスだと思うのですが名前が活動名と一緒になってしまっています。把握お願いします (2019年12月21日 1時) (レス) id: c5346e137e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：suga | 作成日時：2019年11月17日 20時
