20話 ページ23
全員が揃ったことを確認したイクは、顔にかかった髪を耳にかけ開口した。
イク:超記憶症候群です。治療法はまだ無い。頭痛持ちが多いみたいだけど、俺はそんなことないかな。贅沢な悩みだと思うけど、いい事ばかりじゃないよ。
各自が事実を咀嚼するために、少しの沈黙が流れた。
ダーマ:まぁあああた、チートっぽいやつでてきた
正直どういうスタンスで出るべきか迷ってたから、今のダーマの一言で方向性は決まった。
ザカオ:え、記憶力すげぇの?
シルク:それってあれでしょ、見たもの全て覚えてるってやつ。
ンダホ:だから、イク、教科書見ないでも問題解けたりしてたんだ。
ぺけたん:凄い、全部覚えてんの?
ぺけの質問に、少し苦しそうに笑ってイクは頷いた。
シルク:いつから?
イク:俺は3歳の頃から。言葉は話せなくても覚えてる。
ダーマ:俺らが何年何月何日にどんな動画上げてるのか覚えてんのか?
イク:見たものなら。
マサイ:んじゃ今からなんか立証動画するか。
そう言ってどこからかホットアイマスクをとってきて、シルクに渡した。
シルク:どう試すか
イクに目隠しを渡して、どうやって検証するか思考する。
モトキ;ここに共通する話題なら、中学ん時の俺らの学年全員の名前とかは?
シルク:それダメだろwww でも気になんな。
イクがその言葉を聞いてすぐ、耳打ちでシルクに1組だった10人くらいを答え始めた。
シルク:っっ!?ちょ、ストップ。その凄さ伝えづらいから、もっとわかり易く。つなぎ程度に、じゃあ
ダーマ:歴代なんじゃもんじゃの名前を全部言うってのは?
ぺけたん:なんじゃもんじゃ、いいじゃん
シルク:あぁいいねいいね。じゃあ、イク、カメラの前いってどんどん言ってて。それ以外はお題決め。
そう言い、イクにワイヤレスイヤホンとヘッドホンを渡して、音楽を両方ともに通常の音量でかける。
イク:こんばんわ、イクです。今日はおれを知ってもらう日になりましたね。あー、えー、ちゃんと声になってるかな?
カメラに写ってるのは俺のみで、みんないつの間にか別の部屋に移動してた。
イク:今から歴代なんじゃもんじゃを言っていこうと思ってます。どうも、イクです。
頭の中で、みんなの歌声が重なって聞こえる。
重なりすぎて歌詞は聞き取れない。
まぁ、ひたすら歴代なんじゃもんじゃを召喚してこうか。
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suga(プロフ) - 奏さん、コメントとご指摘ありがとうございます!励みになりました!使い勝手がままならないので、再度あるかもしれませんが、その都度直したいと思います!本当にご覧頂きありがとうございます。 (2019年12月21日 21時) (レス) id: 39a88c02ba (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - 初コメしつれいします!面白かったので一気に読んでしまいました!!これからも御自分のペースで更新頑張ってください。誤字というかミスだと思うのですが名前が活動名と一緒になってしまっています。把握お願いします (2019年12月21日 1時) (レス) id: c5346e137e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:suga | 作成日時:2019年11月17日 20時