39話 ページ42
いつ別れたか気になったが、今はまだ聞かない。
マサイ：辛かった？
イク：え、うん。......ねぇ、いいよ、俺に気遣わくて、諒のこと......その......好きなら......俺はもう割り切れてるから......。だから、その付き合うなら応援するし、協力するから、......きぃ使わなくて大丈夫だよ？
イクのシルクへの想いを試すような質問してみた。
当時付き合う時、イクはシルクを友達としてしかみてなかったから、別れても辛くなかったかもしれないと。
なんせ、別れたことに気づかないくらい2人は違和感なく仲間としていたから。
付き合ってた当初から、表でベタベタしてなかったっていうのもあったかもしれない。
でも、ちゃんと辛かったって......
それは、シルクを好きになったって事か............。
羨ましいのと同時に妬ましく思ってしまう自分がいるのは、
酷く汚れているからだろう。
たとえ別れていても、1度は1人の男としてイクに見てもらえてたわけだから。
それにしても、俺がシルクと付き合いたいと思ってるのか、見当違いの言葉をイクがこぼしたことに、
思わず笑ってしまった。
マサイ：違うよwww あと、モトキの本名1回、シルクの本名1回言ったから2万円ね。
イク：:あ......忘れてた。
これは、今日の生放送で決めた公約で
俺らの本名を言ったら1万円罰金という、本人も了承してる内容だ。
起きてすぐ、モトキがどこにいるか尋ねたときに1回目、今の会話の中で、シルクの本名を言って2回目。
普通にハイペースだな
このペースだと今月中に、100万万行っちゃうんじゃないかwwww
マサイ：お前、超記憶なんちゃらだろー、しっかりせぇ
そう言って猫っ毛で柔らかい頭をわしゃわしゃと雑に撫でる。
イク：俺アホなんだよ..... 嘘、もう2万円が......。え、早ない？
肩を竦め、現金2万円を財布から取り出し机上におく。
この2ヶ月の間は、現金多めに手元に置いておかないとね、と誰に言うでもない独り言を呟いた。
ソファから腰を上げ、
生放送が終わってから、見つけた貯金箱を渡す。
マサイ：これうちにちょうどあったやつ。少し入ってるけど、使って。
イク：ありがとう、助かります。これ何円くらい入るの？
マサイ：100万くらいじゃん？
イク：うわ、この子が満腹になるのが怖いんだけど
マサイ：じゃあ一刻も早く直すんだな
イク：そーね
と、半ば諦めたような笑顔で笑う。
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suga(プロフ) - 奏さん、コメントとご指摘ありがとうございます！励みになりました！使い勝手がままならないので、再度あるかもしれませんが、その都度直したいと思います！本当にご覧頂きありがとうございます。 (2019年12月21日 21時) (
レス) id: 39a88c02ba (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - 初コメしつれいします！面白かったので一気に読んでしまいました！！これからも御自分のペースで更新頑張ってください。誤字というかミスだと思うのですが名前が活動名と一緒になってしまっています。把握お願いします (2019年12月21日 1時) (レス) id: c5346e137e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：suga | 作成日時：2019年11月17日 20時
