【カゲプロ】素直じゃなくて、ごめんなさい【カノ】 (ページ5)

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放課後ページ5

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-放課後-

本日の学校は終わり、生徒は各々の家や寮に帰っているところ。

カノ「Aちゃんは、家どっち方面？」

「私は家遠いから寮だよ」

カノ「ほんと？僕もだよ！」

「え、カノも？」

カノ「うん。僕の部屋は108。Aちゃんは？」

「私は…っと、109。部屋まで隣だ」

カノ「じゃあ、寮まで一緒に行こっか！」

「え？」

カノ「あ、ごめん嫌だった…？」

「い、いやいや！そういうわけじゃ…」

私なんかと、一緒に…?
ちよっと、びっくり。

私と一緒にいて楽しいのかな？
ってそんなことないない！

あーもう私ってどんだけ自意識過剰!?

たまたま部屋が隣ってだけ、なのに！…

本当は誘われて嬉しいのに、素直に「うん」って言えない…

*

学校の敷地は割と広く、寮までの道のりはそこまで短くなかった。

カノと色々なことを話しながら歩いていたら、いつの間にか寮の前まで来ていた。

寮までの道のりは短く感じた。

＿＿＿もっと、カノと話してたかった、かな

*

「ついたー。」

カノ「じゃあ、ばいばい！」

「うん。また明日！」