なんのために (ページ4)

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君のためにページ4

レンside

受験の日俺はあるレディに出会った

ミルクティー色のふわふわとした髪がどこか懐かったのは気のせいなのか

受験は合格してSクラスにもなった

教室にはあの日出会ったレディがいた
レディを見てドキドキするなんて俺らしくないな
でも、どこか懐かしい…もしかしてAなのか？

その疑問はすぐに解決した

？？「夏咲Aです！よろしくね!!」

あぁ、やっぱりAだったのか
また会えたことに俺はとても嬉しかった
だって友人であり

初恋の相手だから

トキヤside

自己紹介のあと早速ピアノの演奏が行われた

みなさん緊張しているせいかどこか堅く感じた

しかし私は最後の演奏に釘付けになった

音色がとても素晴らしく、それに高度な演奏そして何より弾いている姿がとても美しかった

その姿に私は見覚えがあった…
1回だけHAYATOとして共演させてもらった時、生で演奏を見た

間違えない私の尊敬する方であり想い人…

アークだと

翔side

アイドルコースと作曲家コースって言ったぜ？変なやつ、そんなこと出来んのかよっ

でもすぐに理解した

あんな演奏見たことねー

しかも、その曲は俺の好きなアークの新曲

すげーと思うと同時に綺麗だと思った

終わったあと龍也先生と何かを話していた

何を話していたかは分からないが

俺はもっとAのことを知りたいと思った