47 ページ47
……
「…どうぞ、読書中はお静かにね」
長ーいマダムピンズの複製じゃないか調べる厳しい検査が終わり私達は禁書の棚へ足を運んだ
…あぁここに来るのとても久しぶりだなぁ
夏休み中にアニメーガスの本を借りに来て…
でも結局成功することがなくて枕元に埋まっているまんまだけど。
…バサｯ!!
『(…？)』
あ、本の…ぶつかる音？
…しかしあの時感じた頭に当たる本の感触はなくって、
少し悲しく、寂しく感じた
＿＿＿＿
『アイス食べた〜〜い!!』
「騒々しいな!!」
＿＿＿＿…
…無意識に頭を摩った手を下ろした
「あっ…すみません！」
「びっくりした。
誰かが本を落としたんだわ。あったこれよ！」
はっと、閉じていた瞼を開く
『(…それは)』
＿＿＿＿…
「貴様の薬の研究だ。
…しかし為になるものは書いていない」
『私の為の薬ですか？』
＿＿＿＿…
5分後、私達は嘆きのマートルの故障中トイレに駆け出していた
その間ずっと頭を駆け回るのは彼の言葉だけだった
また会いたい、話したい、近くに来て欲しい
それから…
『(どうすれば元通りになるのだろう)』
私は彼の思い出を知っているような振る舞いをしたし
彼にもなぜ私へリリーと声を掛けたのかきっと分からない
これからは私達の関係に少しヒビが入り続けるのだろうな
…そもそも彼は唯祖父の命令で手を貸してくれてるだけで…
そんな事を考えれば涙ぐむのも容易いことだった
然し涙を零すよりも、トイレに着く方が早かった。
……
「何この材料、見たことも無いわ！」
「ウー……しかも変身したい相手の一部？絶対飲みたくないからね」
「スネイプの個人用の保管倉庫に忍び込むなんて、死を覚悟しなきゃだ」
怖気付く2人をピシャリと叱りつけるハーマイオニーを私は眺めていた
『(…君に規則を破れって説教される日が来ようとはね)』
その私の筆跡に3人はクスッと笑う
『(材料の事はもっと皆で考えてみよう。
きっと最短で1ヶ月掛かるしさ)』
「１ヶ月？それじゃマルフォイがマグル生まれの半分を襲ってしまうよ！」
「まぁ大方私に任せなさい」
頼もしいなと3人で笑った
｢…貴方の声の薬も少し調べておいてあげるわね｣
『(！)』
瞳を閉じて笑みを浮かべながら彼女は言った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 403人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハリーポッター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まむさじ(プロフ) - マニ。さん» ありがとうございます！絵の方も益々精進していけたらと思います！！コメントありがとうございました！ (1月19日 16時) (
レス) id: 583631d775 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - まむさじさん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！本当に最高な作品だと思っております。ハリポタの絵も素敵だし本当に素敵でした！まむさじさん。 (1月19日 15時) (レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
まむさじ(プロフ) - みかんさん» 有りました！！クィレル先生はもう不憫過ぎるのと現実世界での夢主の人生と共有できる人生を歩んでおり、夢主は嘘で嵌められたにしろクィレル先生は本当に武力行使をしてしまったという部分でコレから一緒にいさせたいんですよね…（オタク特有の早口） (2021年10月28日 2時) (レス) id: 5127b376cb (このIDを非表示/違反報告)
まむさじ(プロフ) - みかんさん» ｷｬｰ！コメありがとうございます！励みになります…！！片腕のシーンは賢者の石�兇�Another3に登場しております！！！！確か！！！ちょっと私も調べてきますね！！！（？？？） (2021年10月28日 1時) (レス) id: 5127b376cb (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 読ませていただいています！クィレル先生を死なせない展開がよく思いつくな、と感動しました！これからも更新頑張ってください！質問なのですが、主人公はどこで片腕をなくしましたっけ、？そういう描写が見つけられず…教えて頂けると幸いです！ (2021年10月27日 22時) (レス) id: 13eba02cf2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まむさじ | 作成日時：2019年6月25日 20時
