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突飛な質問に驚きつつそう言って立ち上がった
ゆっくり目を瞬いて夕焼けを見る
｢もしも、もしもね。
無条件に好きになってくれる魔法があったとしたら？｣
『…』
未だ座り込むジニーの持つ私の本を
パッと取って言った
『もう戻りなよ。きっと皆探してる』
もう夕暮れ
話す時間はもう残されていなかった
それにその質問に答えられなくて逃げたのもある
ジニーはそうかしら、と小さく呟いてその場を去った
額の汗を拭いて深呼吸し、"その"時刻まで待った
『…事件の手助けをするのも中々クるね…』
君がもしも私が裏でトムの策略を見て見ぬふりしていたなんて知ったら、最低と言うのかな
だってトムの餌にしてるんだもの。
いつかは話さなくてはいけない。
『…辛い事は最小限にさせてみせるから…許して』
奥歯を噛み締めて
夜の帳が降りた頃に気まぐれな階段を登った
さてここからだ。
3階のどこかが事件現場なのだろう。
映画では曲がり角だった筈なんだけど…
目立たないように陰から陰へ移動して行くと
まるで世界が終わる様な冷たい声が耳に劈く様に響いた
＿＿＿＿引き裂いてやる…殺してやる…
吐き気と頭痛、そして耳鳴り
体全身が裂かれるように痛んで目も飛び出るかのように熱くなった。
痛さで足も震えてしまったが
立ち止まる訳には行かなかった
『……じ、にー……』
そしてドンッと体に衝撃が走る。
当たった人物はこちらに気づかない様で、虚ろなまますれ違って行った
それはジニーだった。
横転しかけた身体を壁に寄りかからせて壁沿いに走った
『…あった』
見上げるほど大きな壁に書かれた血文字。
そして上から垂れ下がるのは、ミセスノリス。
それから…
｢！A!!君も聴こえたのかい？｣
『…いや偶然。皆でここから離れよう』
｢どうしてさ｣
だってもう何分もしない内に生徒等に囲まれる。
ハリーが疑われる…。
｢ねぇ顔色が悪過ぎるわ…｣
｢まず医務室に行こう｣
『ｯいいから！』
彼が疑われる
駄目だ…帰らせ…な…＿＿
ｼｭｰ…と天上から漏れる声。
ハリーは目を見開いて上を見詰めた
｢…上だ！｣
＿＿…漸く…1000年
それは私の丁度真上。
天上を見ても直ぐそこに…そこで見てるのが分かる
『…どうして私にも聴こえるの』
頭が割れるほどの頭痛。
耐えきれずに自分でも信じられない程の、恐ろしい程の奇声を私は発した
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まむさじ(プロフ) - マニ。さん» ありがとうございます！絵の方も益々精進していけたらと思います！！コメントありがとうございました！ (1月19日 16時) (
レス) id: 583631d775 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - まむさじさん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！本当に最高な作品だと思っております。ハリポタの絵も素敵だし本当に素敵でした！まむさじさん。 (1月19日 15時) (レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
まむさじ(プロフ) - みかんさん» 有りました！！クィレル先生はもう不憫過ぎるのと現実世界での夢主の人生と共有できる人生を歩んでおり、夢主は嘘で嵌められたにしろクィレル先生は本当に武力行使をしてしまったという部分でコレから一緒にいさせたいんですよね…（オタク特有の早口） (2021年10月28日 2時) (レス) id: 5127b376cb (このIDを非表示/違反報告)
まむさじ(プロフ) - みかんさん» ｷｬｰ！コメありがとうございます！励みになります…！！片腕のシーンは賢者の石�兇�Another3に登場しております！！！！確か！！！ちょっと私も調べてきますね！！！（？？？） (2021年10月28日 1時) (レス) id: 5127b376cb (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 読ませていただいています！クィレル先生を死なせない展開がよく思いつくな、と感動しました！これからも更新頑張ってください！質問なのですが、主人公はどこで片腕をなくしましたっけ、？そういう描写が見つけられず…教えて頂けると幸いです！ (2021年10月27日 22時) (レス) id: 13eba02cf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まむさじ | 作成日時：2019年6月25日 20時
