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｢か、帰ろう｣
申し訳なさそうに顔を手で覆った彼は皆を引き連れてドアに向かっていった
｢貴様らそれぞれ5点ずつ減点だ！｣
彼の怒号が廊下へ木魂した
そんな事したらマダムポンフリーが起きちゃうよ…
なんて尋常ではない程眉間を寄せた彼には言えなかった
…勿論声が出ないから言えないけども
フレッドの事、それから彼が現れてからの彼等の表情、そして彼の顔。
注意をする為に、私への心配の為にそんな顔をしてるのかと認識すると少し嬉しい
夜中に出回る生徒を一括するのが勿論、先生として仕事だと思うがニヤけるのを止める術は私には持ち合わせていなかった
そんな顔を枕を抱えて隠そうとしたが
スネイプは照れているのがお見通しだと言わんばかりに言った
｢Mr.ウィーズリーの寝かし付けが気に召した様だな。気を汲んだ方が良かったかね｣
『(そ、そんな訳ないじゃないですか！)』
と枕から顔を離す
私は枕によってぐちゃぐちゃになった前髪を右手で直しながら彼の足元をただ見つめていた。
だが急にその忙しなく動かしていた右手を掴まれ、
ドキッとしたのも束の間、その平に何かゴムボールの様な物を握らせた
『(…これは)』
包を開くと赤と緑色の草？みたいなものがぐるぐるに丸められたものだった
｢一気に飲み込め。…飲み込め｣
『(は、はぁ)』
念を押してくる彼から目を離してその物体をまじまじと見る。
見れば見る程何だか…ゴムまりみたいだ。
ちょっとした好奇心でポイと口の中に放り込んで、噛む。
！！！
とんでもなく辛くて苦くて酸っぱくて青臭い……！つまりとても不味いという事!!
毒かこれはｯｯ！！！！
『ｵｪ…うえ…マッッッッッズ!!!』
｢飲み込めと言った筈だ…と……うむ、ならいい｣
自己完結した彼は怒った時に乱れたマントをかっこよく着直した
『何自己完結して……うわ、まっずい』
呼吸の流れによって音が喉から紡がれる。
自身がいつもと以前と調子で声を出せていたことに気が付いて彼の顔を私は輝く瞳で見た
『…大事な話があるんです！聞いて下さい！』
｢……聞く"だけ"だ」
『フレッドと恋人なんかじゃありませんから！』
声を出せるようになって早速これだ
彼も驚きを隠せず、"聞くだけ"のスタンスを打ち壊された様だった
彼は溜息と共に｢一生黙らせておけば良かったと後悔している｣と心底帰りたそうな顔をした
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まむさじ(プロフ) - マニ。さん» ありがとうございます！絵の方も益々精進していけたらと思います！！コメントありがとうございました！ (1月19日 16時) (
レス) id: 583631d775 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - まむさじさん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！本当に最高な作品だと思っております。ハリポタの絵も素敵だし本当に素敵でした！まむさじさん。 (1月19日 15時) (レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
まむさじ(プロフ) - みかんさん» 有りました！！クィレル先生はもう不憫過ぎるのと現実世界での夢主の人生と共有できる人生を歩んでおり、夢主は嘘で嵌められたにしろクィレル先生は本当に武力行使をしてしまったという部分でコレから一緒にいさせたいんですよね…（オタク特有の早口） (2021年10月28日 2時) (レス) id: 5127b376cb (このIDを非表示/違反報告)
まむさじ(プロフ) - みかんさん» ｷｬｰ！コメありがとうございます！励みになります…！！片腕のシーンは賢者の石�兇�Another3に登場しております！！！！確か！！！ちょっと私も調べてきますね！！！（？？？） (2021年10月28日 1時) (レス) id: 5127b376cb (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 読ませていただいています！クィレル先生を死なせない展開がよく思いつくな、と感動しました！これからも更新頑張ってください！質問なのですが、主人公はどこで片腕をなくしましたっけ、？そういう描写が見つけられず…教えて頂けると幸いです！ (2021年10月27日 22時) (レス) id: 13eba02cf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まむさじ | 作成日時：2019年6月25日 20時
