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｢お金なんかじゃなくってね｣
腰に手を当てて言い切った彼女へ向けてドラコは叫んだ
｢お前の意見なんか聞いていない！生まれ損ないの………っ…｣
そこまで彼が言いかけた時私と目が合った。
一息に言ってしまうのだと思っていた私は驚きで目を開いた。
それを彼がどう捉えたのかは分からない。
だって。
その目は戸惑いや…それから何か重大な決断をするような瞳だったから
それに眉を下げて泣きそうな顔だった
新品のニンバスを大切に抱き抱えながら。
一連の流れを聞いていた獅子寮の生徒は彼に飛びかかろうとしていた。
それを見ようともせず、彼は私をじっと見ていた
｢…僕は父上から聞いた｣
ぽつりぽつりとグリフィンドールが騒ぐ中話し始めた
｢お前があの日、父上を咎めた日に…。
父上に聞かれたんだ、両親はどこにいるのかってね｣
『ルシウスさんに？』
その会話を見て他の生徒は黙った
｢そして僕はその時もう一度言ったんだ、クリスマスの時と同じようにね。彼女の両親はもう居ないんだって｣
｢…知った風に語るなよ！｣
だがロンを無視して深く息を吸い込んだドラコには言い切るぞという意思が強く感じられた
あの時ドラコやクラッブ達は…
クリスマスの日に1日帰るのを遅らせて一緒に居てくれた。
何故こんな事に…。
何を気付かれたのかもう検討がつく
｢そうしたら父上は何と仰ったと思う？｣
『……』
｢僕は君に騙されてると言われたんだ…スリザリンの皆がこいつに騙されてると｣
｢Aが？…私達を？｣
ハーマイオニーが隣でまさかと怯えている
｢＿＿僕らの上に立って高みの見物をしてた気分はどうだったかい？"穢れた血の生徒会長"｣
私は体の奥から冷えて凍ったように声が出せなかった
｢貴様!!｣
｢な、なんてことを言うの！｣
｢巫山戯るなよ！！｣
飛びかかった双子の体を抑えているフリントも驚きで目を丸くしている
｢純血一族。そして半純血の家系。調べ回ったそうだ。
父上を咎めた…恥を晒させたお前の家系を。
然しメートラネスなんて家系どこにも無かった｣
『ドラコ…それは』
｢今日も友人面してノコノコとここへ来て何様のつもりだ……｣
＿＿＿僕らを騙した"穢れた血"め!!!
その言葉が私を雪山で孤独にさせたかのように
体を冷やし、足を動かなくさせた。
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まむさじ(プロフ) - マニ。さん» ありがとうございます！絵の方も益々精進していけたらと思います！！コメントありがとうございました！ (1月19日 16時) (
レス) id: 583631d775 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - まむさじさん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！本当に最高な作品だと思っております。ハリポタの絵も素敵だし本当に素敵でした！まむさじさん。 (1月19日 15時) (レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
まむさじ(プロフ) - みかんさん» 有りました！！クィレル先生はもう不憫過ぎるのと現実世界での夢主の人生と共有できる人生を歩んでおり、夢主は嘘で嵌められたにしろクィレル先生は本当に武力行使をしてしまったという部分でコレから一緒にいさせたいんですよね…（オタク特有の早口） (2021年10月28日 2時) (レス) id: 5127b376cb (このIDを非表示/違反報告)
まむさじ(プロフ) - みかんさん» ｷｬｰ！コメありがとうございます！励みになります…！！片腕のシーンは賢者の石�兇�Another3に登場しております！！！！確か！！！ちょっと私も調べてきますね！！！（？？？） (2021年10月28日 1時) (レス) id: 5127b376cb (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 読ませていただいています！クィレル先生を死なせない展開がよく思いつくな、と感動しました！これからも更新頑張ってください！質問なのですが、主人公はどこで片腕をなくしましたっけ、？そういう描写が見つけられず…教えて頂けると幸いです！ (2021年10月27日 22時) (レス) id: 13eba02cf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まむさじ | 作成日時：2019年6月25日 20時
