【鬼滅の刃】裏切り者と言われる彼女は最強国の総統でした【歌い手】

8話 ページ9

しのぶside


美空「あのっ！紅玉国の総統様ってどんな御方なんですか？やっぱり、威厳がある方ですか？」


ﾁｬﾛ「･･･会ってからのお楽しみ。あと、勘違いしないで。総統に言われたから来ただけ。あんたらなんて興味無いから。失礼な態度取ったら○すからね」


美空「っ、は、はい」


いつもの私達なら反論していただろう


でも･･･反論出来なかった。有無を言わせない口調


カツ、と止まったかと思えば、ギィッと扉を開けた


ﾁｬﾛ「例の者達を連れて参りました。総統」


？「ご苦労さま、チャロ」


その声に、私達は聞き覚えがあった


胡蝶「貴方、よくそんな事言えますね。人を傷付ける鬼同然の人なのに」


怒り。それだけだった


青山さんをあれほど傷付けたのに、のうのうと生きている


腸が煮えくり返る


美空「A、さんっ･･･」ｶﾞﾀｶﾞﾀ


伊黒「貴様･･･」ｷﾞﾛｯ


伊黒さんがあの人を睨むと、ヒュっと何かが飛んでくる


ナイフだった。扉に刺さったナイフを見て背筋が凍る


？「･･･Aの前なんだからさ、もう少しちゃんとしてくれる？」


橙色の髪を下で2つに結んであって、翡翠のような綺麗な目をした女性がそう言う


その目は私達を睨んでいて、ナイフを手で弄んでいた


『ミーシャ、ナイフを仕舞う！何で持ってきてるの！？』


ﾐｰｼｬ「Aが殺されちゃダメじゃーん！守るためだから♪」


コロッと変わった声。なんなんですか、本当に･･･


？「･･･失礼します！Aさん」


ガチャ、と後ろの扉が開くと1人の男性(？)が入ってきた


白髪に珍しい赤い目。可愛らしい顔たちの男性だった

作者→←7話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す