【鬼滅の刃】裏切り者と言われる彼女は最強国の総統でした【歌い手】

7話 ページ8

しのぶside


カツ、と足を踏み入れる。紅玉国に着いたのだ


胡蝶「空気が素敵ですね、心地良い」


美空「そうですね！素敵な場所･･･」ｳｯﾄﾘ


伸びた青山さんの腕からは痛々しい傷が


初めて見た傷。どうしたのだろうか


胡蝶「青山さん、その傷は･･･」


美空「あ、えっと･･･実は、Aさんにやられちゃって･･･」


宇隨「なんだと！？派手に地味な奴だな！」


煉獄「まさか、また美空を虐めていたとは！なんと最低な人間だ！」


時透「A･･･？誰だっけ･･･。でも、大丈夫？」


･･･本当にあの人は救いようが無い。柱でありながら、青山さんを虐めるとは


胡蝶「･･･あんな人、鬼同然です。早く殺してやりたい」


毒で、苦しませながら


青山さんを虐めた罰を受けてもらわなくては


美空「しのぶちゃん、大丈夫だよ！気にかけてくれてありがとう！そんな事より、お館様が言っていた軍に行こうよ！」


胡蝶「･･･青山さんは優しいですね」


あんな事をされながら、笑っていられる


あの最低な人を、恨んでいない


でも青山さんの心は、本当に大丈夫なのだろうか


「早く行こう」と、青山さんが私の腕を引く


まるで、妹のようだ


胡蝶「そうですね。皆さん、行きましょうか」


―移動中―


煉獄「うむ！お館様が仰っていた場所はここだな！」


美空「大きい･･･！凄い！！！」


モブ「何者だ。ここは軍の人間以外入れない」


モブ「！おい、コイツら刀持ってるぞ！」


美空「あ！その･･･」


モブ「総統閣下の命を狙いに来たのか･･･。誰か幹部様呼べ！」


まずい。私達、殺されるのでは･･･？


？「呼ぶ必要は無い」


その声に目を向けると、藍色の猫耳パーカーを着た白髪に青い目の女性だ


モブ「チャロ様･･･」


チャロ･･･


ﾁｬﾛ「総統の連れ。通して」


モブ「そうなのですか！大変申し訳ございません､どうぞ」


そう言って通してくれる門番。優秀ですね･･･


モブ「後･･･チャロ様に着いて行って下さい。広いので迷子になりますよ」


美空「あ、ありがとうございます！」


スタスタ、と中に入る。前にはチャロと呼ばれた女性


美空「あの！お迎えありがとうございます･･･！総統様ですか？」


ﾁｬﾛ「･･･チャロ。お礼を言われるような立場じゃない。私は書記長ってだけ。総統はこれから会う」


なんか、クールな人ですね･･･

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