とある国の総統様は少年達を落札しました【らっだぁ運営】

1話 ページ2

Aside


雲一つない快晴で､小鳥のさえずりが聞こえる


聞いているだけでいい気分になり､頬を緩ませる


ダッダッダ


走ってくる音が聞こえて入口に目をやる


バンッ(ドア開けた音)


ｼｭｶ「総統！！！」


『･･･緊急事態以外廊下は歩く､シュカ』


ｼｭｶ「すみません･･･って､違います！これ！」


シュカが差し出してきた紙を見ると大きく「今回の目玉商品！！！」と書かれている


下には場所､日時が書かれていた｡顔を顰める


『･･･闇オークション』


ｼｭｶ「はい･･･」


ｼｭｶ「ど､どうしましょう？助けないと･･･！で､でも手空いてる人なんて誰も･･･」


『私が行く』


ｼｭｶ「え？」


『シュカ､仕事が残ってるでしょう？チャロが探してた』


ｼｭｶ「？･･･あ！書類！！！」


『私が行った方が楽｡シュカ､まずは自分の行動を見直すことからするように』


ｼｭｶ「はい･･･」


『じゃあ､行ってくる』


･････････


･･･････････････


『･･･ここか』


男「身分証明をお出しください」


『･･･はい(偽のやつ)』


男「ありがとうございます｡お通り下さい」


司会「さぁさぁ皆様！やって参りました､今回の目玉商品！」


･･･何が商品だ｡少年じゃねぇか


檻に目を向ける｡赤のマフラー､青のニット帽｡目は綺麗な青で､その目は絶望しているように見える


･･･助けたい


そんな衝動に駆られたのは久しぶりだ


司会「100万円から！」


「200万！」「250万！」「400万！」


『1億』


司会「っ､おおっと､1億円が出た！他は！？」


「っ､1億1000万！」


『1億5000万』


「･･･っ！」


司会「い､1億5000万で落札です！購入者の方､こちらへ！」


スタスタと歩くと足が伸びる


これで私を転ばす気か｡でも､生憎馬鹿じゃない


『･･･』ピョン


スタスタ


司会「こちらです！･･･おい､この人がお前の主人だ｡挨拶しろ！！！」


rd「っ､ごめんなさい､殴らないで･･･！」


ガンっと言う音が聞こえ､目を向ける


黄色のブタのフード？を被り､目は黄色


その目は､怒りで燃えていた


kyo「っ､おい！らっだぁに手出したら〇したるからな！！！」


思えば､周りを見れば2人の子供の他､4人の子供が居た


皆脅えていて､恐怖が写っている


司会「お前！この方に･･･！」


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