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「おーい！わたなべさあああんっ」
翔太「あ、よっ」
「ビックリしました、近くいるなんて」
翔太「お母さんたちは？」
「友達と写真とったり、ワイワイしてたので先に帰りましたー！」
翔太「そっか。ん、卒業おめでとう。合格もおめでとう」
「わああ！お花！ありがとうございます」^^
翔太「今日、雰囲気違うのな」
「友達と髪型オソロです！」
ハーフアップして頭にリボン着いて
ふわふわ巻いてる。
翔太「ん、かわいいな」
「へへ〜」
翔太「今日クラス会とかあんじゃね？」
「あります！」
翔太「じゃ、車で来てっからさ、家までいって店まで送るわ。ゆっくり準備していいし」
「そんな、悪いです」💦
翔太「大丈夫」
「えっ」
翔太「プレゼント」
手を首の後ろに回して、
Aの首についたネックレス。
「え！？ネックレスですか！？」
翔太「そ、あ、そっから見えね？」
「鏡、鏡！わあ！雪だ！」
翔太「そ、可愛いだろ？」
「え、いいんですか？私わたなべさんの卒業のとき、なんも……シナモンくんの人形しか……」
翔太「いいの、しかもあれ俺の宝物だし」
「……嬉しい」
翔太「……あんさ、俺の気持ちさ気づいてると思うけど」
「……はい」
翔太「おれ、しっかりしてぇから」
「……」
翔太「お前が20になってまた伝えさせてくんねえ？」
「はいっ」
翔太「ん、ありがと」
「わたなべさん」
翔太「なに？」
「きっと私も同じですよ」
おれ、この年で
世界がキラキラして見える。
翔太「じゃ、気をつけてな〜」
「はい！ありがとうございました！」
翔太「帰りほんとに大丈夫？」
「お兄ちゃんが来てくれます！」
翔太「そ、わかった。楽しめよ」
辰哉「で？好きな子がどうしたの？」
翔太「だから、友達のな」
辰哉「はいはい」
翔太「20になったらって言ったんだけど、今まで通りでいいのかって思ってる。……らしい」
辰哉「ほほーん(何本気？わからん)」
翔太「お前モテる伝説あったろ、なんかねえの？」
辰哉「知らねーよ(笑)信じてあと2年過ごすしかねーよ」
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作者名：にゃん( ^ω^ ) | 作成日時：2024年3月5日 22時
