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A高校3年生の冬。



今日は家でゴロゴロ。
というかもう20時だし。
樹とかと飯でも行こうかなー。



バタバタして忙しい阿部の妹A。
連絡してるしたまに会うけど
やはりどこか元気がない。
ま、遊びにいくことはないし
帰り時間が合えば一緒に帰るくらい。



(作者は大学受験のことようわからんので
違ってたらすんません🙏)
大学受験を控えているのと、
大好きなピアノとの両立、
そのプレッシャーを感じているみたい。

阿部もよく
妹が元気がない。とこぼしている。




♩〜


翔太「もしもーし」



亮平「あ、翔太?ごめん?今大丈夫」



翔太「ん、どーした?」



亮平「Aがいなくて……お父さんと喧嘩になったみたいで……」



翔太「え?!あのAが?」



亮平「そう、俺も驚いてて。今、家帰ったらお父さんがしゅんってして待ってて……最近Aが悩んでるの気づかなかったみたいで、色々聞いた上に、『お兄ちゃんたちは進路も、活動の継続も決まってたぞ〜』なんて軽く言ったみたいで……もし、連絡が言ったらおしえてくれない?」(´・_・`)



確かに耳を澄ますと、
阿部のお母さんがお父さんに怒ってる声が聞こえる(笑)



翔太「わかった、大丈夫だよ。見つかるよ」



亮平「うん、俺も探してくるね。」







「はーい」



翔太「おじょーさん、あんたどこいんの?」



「内緒です……お兄ちゃんに聞いたんですか?」



翔太「阿部たち、探し回ってんぞー」



「だって〜うわああああんっ」



と、あの時と同じような泣き声が聞こえてくる。



翔太「なに、泣かなくてもいいだろ。どこ?」










翔太「うはははははは(笑)お前ガキかよ、こんなとこ」



「まだこどもですよーだ」



近所の公園のドカンの中。



翔太「こういうときは、どっか店に行っとくもんなの。危ないだろ」



よいしょっと、俺も入る。



「お父さんのことうざ!って思ったの初めてかもです。友達の気持ちわかりました!!!!!」( ` •̥ н •̥´)



翔太「え、偉いなお前。俺いつも思ってっけど」笑



「でも言われてることは当たってるんです。勉強したら大好きなピアノ疎かになるし、ピアノしたら楽しいけど周りに置いてかれる。でも、ピアノで仕事できるほどでもないし、でも!別に何になりたいか決まってないし……」




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作者名:にゃん( ^ω^ ) | 作成日時:2024年3月5日 22時

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