. ページ4
.
.
「で？」
二人っきりになったところであなたを見下ろす。
目があったけど、直ぐに逸らされて
怯えているのがわかる。
「どういうこと？ヌナ」
なんであいつと相合い傘してんの？
よりにもよって、僕が一番嫌いなあいつと。
「だ、大学出る時、雨が降って…傘持ってなかったから、○○くんが駅前まで入れてくれるって…」
「それであの人の傘に入ったんですか？」
「雨、止みそうになかったから…」
「だったら他の友達の傘にでも入れてもらえばいいじゃないですか？」
「近くにいなかったの。それに、グクも待ってると思ったし…」
「嘘つけ」
本当は分かってんだよ。
「あの人と一緒にいたかったからでしょ？」
僕が待ってるからとか言ってるけど、
本当はそんなんじゃない。
「少しでも一緒にいたくて、そうしたんですよね？」
「……どうして、そう思うの…？」
「分かりますよ。だってヌナ、まだあの人のこと好きなんでしょ？」
さっきの顔を見ればわかる。
僕には見せない、あの表情を見てれば…
「そ、そんなことない…勝手なこと言わないで」
「ふーん。でも僕以外の奴と楽しそうにしてた。それは事実だろ」
「………」
知ってる？
僕がどれだけあなたに会いたかったか
それなのに何だよ…
「いつまで経っても、ヌナは僕のこと見てくれないんですね」
まぁ全部僕が悪いんだけどさ。
ヌナを犯して、脅して、無理矢理付き合わせた。
そんな僕だから、
あなたが僕を見てくれることはないのかもしれない
だけど…
「僕がいるのに、他の男のことを考えるのは許さない」
たまにはまともなデートをしたかったけど、予定変更。
あなたの手を引いて、僕は家に向かった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 971人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
楓音。 - めっちゃ面白かったです！ヤンデレ好きに目覚めそう(( 更新楽しみにしてます！あ、あと！熱中症気をつけてくださいね！ (2018年8月7日 14時) (
レス) id: 34121be4a7 (このIDを非表示/違反報告)
睦月(プロフ) - やばいです！めっちゃいい！ヤンデレ最高です！更新頑張ってください！ (2018年5月26日 8時) (レス) id: c66c78a687 (このIDを非表示/違反報告)
BTS/LOVE - 凄く良かったです！続きが気になります！更新頑張って下さい!待ってます♪ヤンデレピョンテも良いですねw (2018年5月23日 9時) (レス) id: 17691f8b8e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：せつ仔 | 作成日時：2018年5月21日 12時
