秘密の箱の中 Ⅲ (ページ5)

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最近は前より荒い仕事はしなくなった。

どうしてかって言われても分からない、かな？

強いて言うなら、なんとなく、みたいな？

辰哉「最近の仕事、なんか普通になってきたな？」

翔太「なに、お前は警察に捕まるギリギリのラインを攻める仕事が好きな訳？」

辰哉「そんな訳じゃないけど、前の翔太だったらそこまで仕事を選ぶイメージ無かったから。」

照「翔太にも、大切にしたい存在がいるからじゃない？」

翔太「なんだよそれ、別にそんなんじゃねえよ。」

照「そう？」

翔太「そういえば最近、俺らの事を探偵くんが嗅ぎ回ってるらしいからかも。警察に捕まりたくないだろ？」

蓮「あっ、阿部ちゃんの...ラウールくんだったっけ？」

辰哉「なんだ、それならそう言えよ。笑

てか、阿部ちゃんのってなに？」

翔太「お前らも高校生の探偵に気を付けろよ。」

辰哉「えっ、俺の問いかけは？

...無視っ？」