Love shower (ページ11)

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楽屋から少し離れたところで見慣れた後ろ姿を見つけて、俺はその細い腕を掴んだ

それによって、歩いていた廉はバランスを崩すようにこっちを向いた

廉「...っ、しょお、なんできたん？」

廉は俺と視線が合うと、すぐに目を逸らし悲しそうな顔をした

紫耀「ごめん、廉に謝らないとと思って」

廉「別に謝らなあかん事なんて無いやん。」

紫耀「あるよ。廉、俺の話聞いて？」

廉「......」

紫耀「まず、本当は俺、2人の話を盗み聞きしてたんだ。本当のこと言わなくてごめん。

その...驚いちゃって、処理しきれる前にジンが来たから、慌てて嘘ついた。」

廉「...どこから聞いてたん？」

紫耀「はっきりと聞こえたのは、玄樹にも手伝ってもらおうかな、ぐらいから」

廉「...そっか」

紫耀「その、さ？勘違いだったら悪いんだけど」

廉「うん？」

紫耀「廉は俺の事、好きなの？」

廉「......別に」

そう言った廉は、俺から視線を逸らして全く合わせようとしてくれない

紫耀「じゃあ、俺が廉のこと好きだって言っても、それは変えられない？」

廉「っんえ？」