雪の積もる街に... (ページ27)

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ラウールにあげるプレゼントを買って、北斗をうちにあげた。

北斗「お邪魔、します。」

樹「荷物はその辺適当に、飲み物はお茶でいい？」

北斗「うん。」

樹「ふはっ、緊張しなくていいよ。好きなとこ座ってて、」

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2人分のお茶を準備して、北斗の座るソファの隣に座った。

樹「んで？さっきの続き聞いてもいい？」

北斗「あ〜、えっと、男子に呼び出される事が増えて...

その、集団に呼び出されたことがあったんだよね。それで男どもに襲われて、それが嫌だったから見た目を変えた。みたいな...

コンタクトはしてるけど、ハッキリ言ってただ服装に似合うようにしてるだけ。あの頃してたメガネは捨てたけど、違うメガネならファッションアイテムとして持ってる。

てかごめん、引いたよね。」

樹「...集団で呼び出して襲うとか卑怯じゃね？なんか気に食わねぇ。」

北斗「そうっ、ん？

誰に怒ってんの？」

樹「集団で北斗を襲おうって計画したやつだろ？実行したやつだろ？見て見ぬふりしたやつだろ？あとは...」

北斗「ふふっ、何言ってんのさ。

俺、大丈夫だよ。過去は過去だってちゃんと割り切ってるから」