雪の積もる街に... (ページ24)

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正直言って北斗がモグモグしている姿は、めっちゃ可愛かった。

風邪を引いていたあの日は辛くて食べるのが遅いんだろうなと思ってたけど、どうもそういう訳では無かったらしい。

とろろ丼を口いっぱいに頬張ってモグモグする姿はまるでリスのよう、いやハムスターかな？

結局は可愛いって話なんだけど、奢り甲斐が有ると言いますか。

北斗「樹くん？俺の顔、なんかついてる？」

樹「そう、海苔ついてるぞ。」

誤魔化しも含めて、別に海苔なんか着いてないけど、軽く口の周りを拭いてやった。

北斗「取れた？」

樹「おう」

北斗「ありがとう」

そう言うと、再びとろろ丼を頬張った。

本当に付いてた訳じゃないけど、もしさっき海苔が付いてたとしたら、学ばない奴だよな。

その食べ方で付いたとか考えないのかな？

まあ、別にいいよ？本当はついてないし、なんならめっちゃ綺麗に食べれてるし、

もちろん可愛いし。