雪の積もる街に... (ページ16)

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大学ページ16

樹「あっ、」

北斗「ど、どうも...」

近付かないと決意した矢先。

同じ大学に通っていることが判明してしまった。

その上、一方的に見つけたならまだ良かったものの、大学内の曲がり角でばったりと、

いったい俺の運はどこに落としてきたのやら。

でも、会ってしまったならしょうがない、軽く話して自然に離れればいい！

樹「まさかの同じ大学だったんですね。笑」

北斗「そう、ですね。」

樹「風邪はもう治りましたか？」

北斗「あっ、はい。お陰様で...」

樹「なんか、髪型1つで雰囲気とかめっちゃ変わりますね笑」

北斗「そう、なんですかね？」

樹「あっ、そういえばラウール元気にしてます？」

北斗「ラウールは元気ですけど、時間は大丈夫ですか？そろそろ次の講義が始まる時間ですよ？」

樹「あっ、じゃあ失礼します。笑」

あっぶねぇ〜

軽く話して自然に離れようと思ってたのに、

少し話したら、ちょっとだけ興味が湧いて一方的に色々と話してしまった。

やっぱり少し気になってしまう。

彼がどうして同性愛者だと言っていたのか、

それとも本当に同性愛者なのか。