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何かが落ちる音がやけに大きく響いた
何が起こったのか、理解が追いつかなくて動けない俺の視界に、何かから後ずさる北斗の姿
怯えたように玄関の方を見ながらリビングの壁に背中を押しつける
ﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀｯ...
急に迫ってくる足音
開いたリビングのドアから一瞬覗いた刃物
それが北斗の方へ向かって飛び出してくる
咄嗟に状況を理解した俺の体は北斗の前に出て、その刃物をお腹で受け止めた
刃物を受け止めた先を見ると、赤くドロドロとしたものが流れ出す
北斗「大我っ！？」
倒れるように崩れ落ちる俺を支える北斗
ﾊﾞﾀﾝｯ...
少し遠くから聞こえるドアの音
きっと刃物を持っていた犯人が、家の中から逃げていった音だろう
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作者名：春夏
| 作成日時：2020年12月21日 15時
