映画を見たかっただけなんだけど…

帰りたくない ページ47

北斗「忘れ物ないよな」




大我「うん。たぶん」





俺は元の姿に戻ったから、もう自分の家に戻らないと行けないけど




今になって、戻りたく無くなってきた





大我「あ、タイガー1匹足りない！」





本当は全て揃ってるけど、手に持っている紙袋を覗いてそう言う





北斗「えっ？」





ｽﾀﾀﾀｯ




首を傾げた北斗の横を通り過ぎ、家の中に上がってウロチョロ




どうにか帰らなくていい理由を探す





北斗「タイガー見つかった？」





どんなに考えても、北斗ん家に泊まる方法なんて見つからなくて





大我「ん〜...

もう1日、ここに泊めて貰えませんか？」





素直にそう問いかける





北斗「...いいよ。どうせ明日は同じ仕事に行く訳だし、まだトマトも残ってるから」




大我「ホント？！」





まさかOKを貰えるなんて思って無かったから、嬉しくて思わず小さくだけどガッツポーズをした

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