気まぐれ図書館 (ページ35)

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居眠りお姫様・紫耀ページ35

図書館の前に立ったけど、前に来た時みたいに廉が見えない

窓の外見てるなら見えるはずなんだけど

図書館の中に入っても窓の外を見てる人は……

あ、見た事のある後ろ姿

でも、机に突っ伏してる

寝てる、かな？

寝てるであろう廉の頭を撫でる

廉「んっ……」

やばい、起きた？

いや、顔が横を向いただけや

これは熟睡してるな

「もうドーナツ屋さん見てなきゃダメじゃん笑」

？「おっ！紫耀少年！」

そんな呼び方する人いたか？

「へっ？あ、じんか、変な呼び方すんなよ。」

後ろを向くと、イラッとするくらい爽やかな顔をしたじんがいた

勇太「いや、今の時代の紫耀と区別つかなくなるじゃん」

そんな区別付けなくていいわ！

勇太「廉くん寝ちゃったの？」

「見ての通りですけど？」

勇太「なんで怒ってんだよ。2人の時間を邪魔されるのがそんなに嫌か？」

「もちろん！」

勇太「そんなハッキリ言うなよ。優太が図書館に廉くん1人だって言うから心配してきたのに」

岸くん来てたんだ、じゃなくて！

「もう帰るからそっちも帰っていいよ。」