気まぐれ図書館 (ページ4)

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忘れ事・廉ページ4

紫耀に『一緒に帰らない？』って言われて、正直めっちゃ嬉しくてええって言ったんやけど

なんか忘れてる気がするねんな

「あぁ！大吾!!」

紫耀「えっ？大吾？」

大吾とじーこ待たせてるんやった!!

「紫耀走るで！」

紫耀「えっ？あっ、えっ！？」

そう言って、理解が追いついてない紫耀の手を引いてカフェまで走る

カフェに入って直ぐに見つけた大吾の背中

「大吾ごめん、待たせたやんな」

そう言って大吾の方を見ると2人そろって口を開けて固まってる

「おーい、大吾〜じーこ！」

康二「てか待って！俺も待ってたんやけど？？」

大吾「あぁそれは別にええんやけど、廉さん珍しいやん」

そう言ってニヤニヤする大吾

「ん？」

大吾「紫耀と手なんか繋いじゃって〜」

それを聞いて一気にニヤけたじーこ

康二「ほんまやん！どうしたん？！」

「あっ、ご、ごめん」

手を離そうとすると俺の手をギュッと握った

紫耀「大丈夫やで？それに廉が全然変わってなくて安心したわ、あぁいう真面目なとことか笑」

そうやって笑った紫耀

その笑顔、紫耀も変わってへんな