気まぐれ図書館 (ページ25)

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「え、えっと……」

どうすればいい？どう答えたら……

勇太「まあいいや、とにかくここじゃなくて、落ち着いて話せるところに行こ」

「え、それは！」

廉「わかりました」

「ちょっと廉？」

図書館から出たら、俺らはいつもの町に戻ってまうやろ？なにを考えて

廉「紫耀、神宮寺さんいるから大丈夫」

じんがいるから？

"他に人がいたら図書館は現れない"

あっ！じんがいるから戻りもしない？！

そのまま図書館を出ると目の前にはドーナツ屋さんが見えた

勇太「あのカフェでいい？」

「あ、はい」

カフェに入って、廉が座るとその隣にじんが座った

いや、なんで？

廉もなんだかよく分からない顔をしてる

まあ廉の隣をとられたから、俺は廉の目の前に座った

勇太「君たちもしかして、過去からでも来た？」

廉「えっ？」

勇太「いやほら、見るからに今の時代にいるはずの紫耀と廉くんに比べたら、少し幼い顔してるし、何より制服だし」

「この時代の俺ら？」

廉「あの、今西暦何年ですか？」

勇太「2033年だよ、ちなみに俺は今31歳」

14年後のじん

「それより、なんでじんが廉の隣に座るんだよ」

勇太「その反応ってことはまだ付き合う前なんだね」

「ん？どういうこと？」

勇太「てか優太も優太で、あんなに遊んでもらってるのによく気付かないよな〜、やっぱり優太って馬鹿なのかな？あれでも生徒会長なのに……」

「えっ？生徒会長？！」

廉「だからか」

えっ？ちょっと何が？

「廉どういうこと？？」

廉「生徒会長の岸さんを知らなかったから、学校来てないと思われてん」

あ、そういう事か