気まぐれ図書館 (ページ49)

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「ホンマ助かったわ、ありがとうな！」

廉「お互い様やろ？笑」

小さい頃と同じような満面の笑顔で笑いかけてくる廉

いつか廉と………

って変な妄想したらあかん！

理科準備室から出て、2人並んで歩く

？「あれ〜？紫耀くん今日日直なの？」

最悪や

？「もう！声かけてくれれば良かったのに！」

日直の仕事をサボりにサボってる久住

「いや、いいよ化粧とかで忙しいんでしょ？こんくらい俺ひとりでできるから」

久住「ダメよ〜、日直の仕事は2人でやらなきゃ、大変でしょ？」

こいつはタチが悪い

去年同じクラスだった大吾が言うにはかなりの面食いだ

もし、同じ日直が好みの顔じゃ無かったら「化粧直しが忙しい」だの「授業中寝ちゃって、ノート移さなきゃいけないから」って言う嘘をつきまくるんや

そんな奴に極力関わりたくは無い

何より今は廉が隣に居る、面食いのあいつの目に止まると厄介でしかないねん

ここで廉を後ろに隠しても、廉自体が不思議がって顔をひょっこり出てまうし