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不安になる朝 ページ14

〜大毅〜




いつの間にかちゃんと寝れていたみたい。




カーテンを開けると、窓には雨粒、きっと夜にでも雨が降ったんやろうな。




とにかくいつまでも腰に腕を巻きつけている小瀧を起こす。




小瀧が起きたことを確認してまた外を見る、そこには虹がかかっていた。




大毅「あっ、小瀧見て虹や」




望「そうですね。」




大毅「虹、綺麗やね。」




そう言うと聞こえてきた言葉




望「そうっすか?俺は先輩の方が綺麗やと思いますけど」




そんなこと言うなんて思わんくて思わず驚いた。




ガチで言うてんのかすらわからへん。




なんて思っていると、自分が言ったことに気づいたのか、急に慌て始めた。




冗談で言うたんやないの?




俺、期待してまうで?




の前に!ここ小瀧ん家やった!!




えっと、えっと.....




大毅「.....俺、帰るな。」




望「えっ?なんで、ですか?」




大毅「スーツ着替えなあかんし、これ以上小瀧に迷惑かけられへんからさ。」




半分嘘やけど半分本当やから。

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作者名:春夏 | 作成日時:2019年3月11日 7時

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