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胸が苦しくて ページ6
サヨナラなんて
終わりだなんて
嘘だって言ってや
大毅「ごめんね流星……」
なんてもう泣かないで
抱きしめてまうから
なんでこんなことになってるかと言うと……
・
〜流星〜
俺と大毅は中学の頃から付き合うてんねん
大毅の親には秘密で
バレたら確実に別れさせられるから
元々、大毅はボンボンのお坊ちゃんやった、それでも普通の学校に通っていた
だからかよく思っとらんやつも多くて、なかなか友達は出来ひんかったらしい
そんな時、大毅に手を差し伸べたのは俺やったらしい
そこから、気持ちがぐんと動いたみたい
元々、俺は大毅のことが気になってて、ひとつひとつの仕草が可愛いとも思ってた
だから、恋に落ちるのはそう遅くはなかった
高校3年生になったある日のこと、大毅は親に無理矢理お見合いをさせられた
そこが悪夢のスタートやった
その相手は、女ではなく俺と同様"男"だった
でも1回の、たった1回のお見合いで、その相手は大毅を気に入った
すぐにでも婚約すると、そしてその相手が悪かった
大毅の会社より、何倍も大きい大手会社だった
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作者名：春夏
| 作成日時：2019年2月21日 21時
