検索窓
今日:95 hit、昨日:140 hit、合計:8,352 hit

大毅くんとのんちゃん ページ8

大毅side




帰りのHRが終わり駆け足で校門を出てすぐの所に、今じゃ見慣れたのんちゃんの姿。




望「大毅くん!」




のんちゃんは俺の姿を見つけると、控えめに手を振ってくれるからそれに振り返す。




大毅「お待たせ。」



望「ん〜ん、私も今来たとこやから気にせんとって。」




俺より少し低い身長ののんちゃんの頭を撫でてあげれば、分かりやすく顔を赤く染め、上目遣いで微笑む。




大毅「今日いつもと髪型ちゃうねんな?」



望「大毅くんと久しぶりの放課後デートやったから、ちょっと気合い入れちゃった。」




そう言って俺の制服の袖を掴んだのんちゃんの手を握った。




大毅「今日はどこ行こか。」



望「ん〜、どこがええかな〜。」




なぁ、いつになったら話してくれるんやろう。



別に無理に話して欲しいとは言わんけど、そろそろ厳しいと思っとるんやろ?のんちゃん。




大毅「とりあえず商店街の方ぷらぷらしよか。」



望「せやな。」




初めて会った時はホンマにべっぴんさんやと思った。



でも、何度か会って気付いてもうたんや。



不自然な反射を見せる髪の毛、その上全く伸びないんだから。



それに、女子高校生にしてはやけに伸びる身長に、男子中学生には敏感で苦手意識を持ってる所とか。



最初はたまたま程度にしか思ってなかった。



けど、




『あの、お姉さんキーホルダー落としましたよ。』




どこかの中学生男子が親切にのんちゃんのキーホルダーを拾ってくれた時も。



のんちゃんは振り向かず、前を向いて目を瞑った。




大毅「のんちゃん?」



望「ごめん大毅くん、私男の子苦手やねん。」



大毅「ん、そっか。」

・→←神山くんと藤井くん



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
144人がお気に入り
設定タグ:こたしげ , 重岡大毅 , 小瀧望
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:秋冬 | 作成日時:2024年3月28日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。