一目惚れ ページ4
流星side
2ヶ月前、近所に住む幼馴染の小瀧望が俺の家に押しかけてきた。
望「なぁ流星!!」
流星「どうしたん急に。」
望「昨日一緒に帰ってた人！」
流星「は？」
望「だから、一緒に帰ってた人!!」
流星「え.....あ〜、しげのこと？」
望「ん〜、それは分からんけど、多分その人！」
流星「しげがどうしたん？」
そう聞くと、突然歯切れが悪くなりモジモジとしだした。
望「その、引かんで聞いてな？」
流星「ん？引かんけど...」
望「その、しげさん？に一目惚れしてん。」
流星「は？....ホンマに？」
望「ん、やから、紹介して欲しい....」
そう言われて、その2日後にしげを誘って2人で望に指定されたファミレスに行ったんやけど、望の姿はまさかのものやった。
『あれ、流星やんな？久しぶりやん!!』
俺らの前に現れた望は、カツラを被って綺麗にメイクもし、スカートの制服姿だった。
声も少し高くしてて、たまたま会った風に装っていた。
驚いたけど、俺はそんな望に話を合わせた。
流星「お〜久しぶり。1人？」
望「そう、友達にドタキャンされちゃって。」
流星「じゃあ、望こっち来る？」
望「えっ！ええの？」
あとは、しげがどう言うかやなと思って視線を送れば
大毅「俺は別にええけど。」
望「じゃあお言葉に甘えて、失礼します。」
荷物をどかし、俺の隣に望を座らせた。
望「私、流星の幼馴染で小瀧望って言います。良かったら、のんちゃんって呼んでください。」
大毅「俺は、流星の友達？の重岡大毅って言います。」
望「ん〜じゃあ大毅くんって呼んでもええ？」
大毅「ん、ええよ。」
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作者名：秋冬
| 作成日時：2024年3月28日 1時
