ファミレス ページ12
大毅くんには言ってないけど、約束の30分前にファミレスへ流星を連れて来た。
目の前に大毅くんが座るように、ソファの奥に流星を座らせてその隣に腰をかける。
流星「俺、必要ある?」
望「あるの!もしなんかあった時にこの空間を中和する為に。あっ、あと、もし私が泣いてファミレスを出たら私の分まで払って欲しくて。」
流星「おい。」
望「てへ?笑」
『あれ、流星も居るん?』
30分も早く来たのに、そこにはまだ来てないはずの大毅くんが居って、俺と流星を交互に見た。
望「せ、せやねん!とりあえず大毅くんも座ってや。
とりあえずドリンクバーでええやろ?あっ、なんか食べる?」
大毅「ん〜ん、大丈夫。」
大毅くんのその返事を聞いて、この場が静まり返った。
緊張のせいか手汗は止まらんし、どう話を切り出したらいいのか。
昨日の夜あんなに予習したのに、大毅くんを目の前にして全てが真っ白になった。
流星「....なんかごめんな。望がしげに言わなきゃいけない事があるんやって。」
大毅「言わなきゃいけないこと?」
流星「ほら、望。」
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作者名:秋冬 | 作成日時:2024年3月28日 1時