・ ページ11
欲をかいて近くに居ようとすればするほど、段々と近づいてくる別れが怖くなる。
今まで優しくしてくれてたのもきっと、俺が女の子だと思っていたからだろうとか。
男の状態で大毅くんに会ったことも無いくせに、そんな事考えちゃって、酷い別れ方になるんじゃないかって。
ああ、なんで俺は女の子として生まれなかったんだろう。
そうすれば大毅くんの傍にずっと居られたのに。
付き合うより前に流星に言われた言葉が胸に刺さって苦しい。
大毅「のんちゃんどうした?具合悪い?」
望「ううん、そんなことないよ。ちょっとボーッとしちゃっただけやから。心配してくれてありがとうな。」
分かってたのに、分かっているつもりだったのに。
やっぱりやめておけば良かった。
そろそろネタばらしせなアカンな...
ほんならやっぱり、
望「....大毅くん次の日曜日って空いてる?」
大毅「うん、空いとるで。」
望「じゃあ、初めて会ったファミレスに10時集合ね!」
大毅「ん、分かった。」
144人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:秋冬 | 作成日時:2024年3月28日 1時