偽り彼女。 (ページ2)

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智洋「ほんで、どこで出会ったんですか？」

お昼休み、"また今度"の約束を守ってもらう為、教室でお昼を食べようとしたしげ先輩を捕まえて、2人で中庭のベンチに座って朝の続きを話す。

大毅「神ちゃんのクラスに、藤井流星って居るやろ？そいつと仲ええんやけど、ファミレスに行った時に、知り合いやったみたいで一緒に食事して〜みたいな？」

智洋「えっ、どっちから告白したん？

....あっ、すいません。」

つい恋バナに熱が入ってもうて、ついついタメ口が出てもうた。

大毅「ん、ええよ別にタメ口で。」

智洋「そう、ですか？」

大毅「うん。」

智洋「.....じゃあ、どっちから告白したん？」

大毅「相手に告白された。」

智洋「えっ、そうなん？！」

彼女さんの方から告白したんや。

しげ先輩って勝手に自分から告白するタイプやと思ってた。

大毅「ふふっ、なんや神ちゃんってそんな感じなんやな。」

智洋「え、なんよ？」

大毅「もうちょっと話しずらい子やと思ってた。笑」

智洋「いやいや、えっ、話しかけずらかった？」

大毅「ほら、部活の時とかいっつも奇抜な服装にダンスは完璧で、あんまり喋らんし一匹狼みたいやったから。」

嘘、まさかそんな風に思われてたとは思わんかった。