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紫耀「お邪魔しま〜す。
...あれ、廉のお姉さんはまだ帰ってきてないの?」
廉「えっ、姉貴....? あっ!!」
何かを思い出したかのように突然大きな声を出したかと思えば、俺を見てすぐ視線を逸らした。
紫耀「廉?どうかしたの?」
廉「えっと、その....姉貴なんやけど、今日明日で修学旅行やから、今日うちに居らんねん。」
え"!!
何このラッキーパンチ!
"こんなのどうぞ襲って下さい"って言ってるようなもんじゃん!
まさに神様までもを味方につけた瞬間じゃん!!
まあでも、あくまでも!!
お姉さんにも会いたかった風を装う。
ほら、警戒されないようにさ。
紫耀「うわぁ残念。"廉の彼氏です"って挨拶しようと思ってたのに。」
廉「それはそれでなんか嫌やわ。笑」
紫耀「えっ、逆に?」
廉「だって、姉貴がしょおのこと好きになったら困るやん。
逆もまた然りやし。」
紫耀「取られないようにって事?
もう何?さっきからめっちゃ可愛いじゃん!」
お姉さんがもし俺の事を好きになっても、俺がお姉さんを好きにならなければ問題ないでしょ?
あ〜でも、姉弟だから顔とか少し似てたりするのかな?
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作者名:秋冬 | 作成日時:2023年12月3日 22時