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廉「でもうち、人前で走ったりするの苦手で...ほら、走る時のフォームがホンマに汚くてマリオみたいだって言われた事もあるし...」
担任「そこをどうにか頼むよ。」
廉「それにしょお以外の男子と手が触れるのは、うち的にアウトっていうか...浮気みたいでなんか嫌、かな...」
体育委員「それなら永瀬さん第1走者で平野くんが2走者目に走れば問題無いよね?」
紫耀「でも、そうなると俺が浮気になっちゃわない?男女で交互でしょ?」
担任「そうかもしれないけど...」
廉「うちは須野さんとか六石さんがいいと思います。あと虎地さんも足速くなかった?」
体育委員「確かにそうなんだけど...」
廉が言った3人は廉の次に足の早い上位3人、その上揃って陸上部、それなのにどこか苦い顔をする。
紫耀「じゃあ、俺は男子のリレーに出る。だから廉のことは諦めて?」
先生「まあ平野が出てくれるなら、今回は永瀬のことを諦めるか...」
体育委員「じゃあ他のリレーメンバー...」
紫耀「廉」
廉「ん?」
紫耀「あとでご褒美、ちょうだい?」
廉「ん〜....わかった。あとでな。」
ダメ元で言った俺の問いに軽くOKをしてくれた。
それも超絶笑顔で...
あ〜、癒される。
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作者名:秋冬 | 作成日時:2023年12月3日 22時