俺の彼女は男の娘 (ページ12)

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お昼休みページ12

廉「しょお、今日雨やから屋上無理やろ？お昼どこで食べる？」

紫耀「ん〜...

廉、おいで！」

教室でまばらとは言えクラスメイトの居る中、手を広げて廉を呼ぶ。

廉は恥ずかしがり屋さんだから、今まで腕の中に飛び込んできてくれたことは1度たりとも無い

まぁ、恥ずかしがりながら"やらんよ？"って肩を軽く殴られるのも嫌いじゃない。

現に悩んでる廉をよそに、俺はまだ手を広げ続けて待ってるわけだし。

いつもに増して悩んだ廉は、ゆっくりと近付いてくると、ギュッと抱きしめてくれた。

紫耀「え"っ！」

廉「ぇ、えと、こういう事やないん？」

紫耀「いや、違っ、合ってる！あ、いや正しくは俺の膝の上に...ん〜、高望みは良くないよな...」

とりあえず

紫耀「可愛い...笑」

俺の首元に腕を回して抱きしめてくれた廉の腰に腕を回し引き寄せ、俺の右脚に座らせる。

紫耀「廉が抱きついてくれるなんて珍しいじゃん。」

廉「だってもう遠慮する必要ないやろ？うちはしょおの事好きやし、しょおもうちの事好きやん？」

紫耀「ふふっ、そっか。笑」

これでもかと廉を抱きしめて堪能した紫耀。

今まであからさまな行動をとってこなかった2人だったから、これをきっかけに学校中で『美男美女カップル』として話題になったなんて俺らは知る余地も無い。