ほんま ページ14
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今村｢Aが運ばれた次の日、俺練習休んだんだからな｣
｢…なにそれ聞いてない！｣
今村｢言ってねーもん｣
山内｢そしたらヒコが｢お詫びに、俺の住み込みの家政婦がめちゃ美味いご飯作ってやる！｣って言うから来た｣
伊賀｢いやー、まさか家政婦がAさんだったとは！｣
驚き驚きって伊賀ちゃんが笑う。
…かわいいなぁ！
山内くんも久原くんもヒコも背が高いから、伊賀ちゃんがとてもかわいい。
ご飯を作らなきゃいけないことへの鬱憤が、彼の笑顔で吹っ飛んだ。
作ってあげようじゃないの！
｢なにがいい？材料なかったら作れないけど｣
今村｢美味しいもの｣
山内｢なんでもいい｣
伊賀｢同じく｣
慣れてる3人は、一番困る解答をしてきた。
…誠大は、言ってくれるんだよね。
なんでもいいって言われることがなかった。
今日はこれがいい、明日はあれ、今度あれ作って。
結構ハッキリしてた。
…ダメだ。誠大のことは考えたら。
｢じゃあ、久原くんはなにが食べたい？｣
久原｢…俺？｣
｢うん、俺｣
久原｢…えー、｣
急に静かになった久原くんに聞く。
あーとか、んーとか言いながら悩んだ結果、
久原｢…カレーライス｣
って小さい声で言う。
…なにそれ。
｢かわいいっ｣
山内｢うわでたよ｣
伊賀｢お前なぁ、女ウケ狙ってかわいいこと言おうとしなくてもいいんだぞ？｣
山内｢そーだそーだ｣
久原｢狙ってへんわ！｣
｢かわいいね、久原くん。お姉さん頑張って作っちゃう｣
久原｢…すんません｣
キッチンに立つと、W杯で人気が出たからって調子乗りやがって！俺も目立ちたい！モテたい！って叫ぶ伊賀ちゃんの声が聞こえる。
かわいいなぁ、若いの。
だってカレーよ？
超絶かわいいよね。
オムライスくらいかわいい。(どういうことだ)
久原｢…手伝います｣
｢え、いいの？大丈夫？包丁の使い方とかわかる？｣
久原｢なめんとってください。そんくらいわかります｣
｢…ほんま？｣
久原｢ほんま｣
材料炒めてたら久原くんが来た。
まあ、もう包丁は使わないんだけどねって私が笑うと、ちょっと拗ねる。
｢あ、じゃあここから作ってよ｣
久原｢…えぇ｣
｢はい。もうちょっと炒めたら水入れて、しばらく煮詰めたらルー入れて終わり｣
久原｢俺、甘めが好きやねんけど…｣
｢おっ、じゃあチョコ入れようか。久原くんの好きな甘さまで調節していいよ｣
そう言うと、ふにゃあって笑う久原くん。
ほんまにかわええなぁ。(エセ)
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花(プロフ) - Mizunaさん» ありがとうございます！！泣いてもらえるだけで私も泣きそうです...！！ (2020年2月9日 7時) (
レス) id: a7ed6a47fc (このIDを非表示/違反報告)
Mizuna(プロフ) - わー！！！！完結おめでとうございます。もう本当にヤバかったです！！また最初から読み直してまた涙が…！ (2020年2月9日 0時) (レス) id: 30f1f4cb3e (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - CATさん» ありがとうございます！！！最後のセリフは小説を書き始める前から考えてたものですので。笑 ありがとうございました！！ (2020年2月8日 23時) (レス) id: a7ed6a47fc (このIDを非表示/違反報告)
CAT(プロフ) - 最後のセリフめっつつつちゃ良かったです！面白かった！ (2020年2月8日 23時) (レス) id: 862b45ac11 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - SUPERBEAVERさん» 私もいっそのことヒコさんオチにしたかった...！！ ありがとうございます！！これからも頑張ります！！ (2020年2月8日 20時) (レス) id: a7ed6a47fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花
| 作成日時：2020年1月16日 13時
