秘密基地 ページ4
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山内｢おっ、やっぱまだあったわ｣
｢えっ！なつかし！｣
晶大に連れてこられたのは、小さい頃から私たちの遊び場だった、山の中の小さなツリーハウス。
この山自体が晶大のおじいちゃんの持ち物で、その中の一際大きな木に、おじいちゃんが作ってくれた。
｢なんで急に来ようと思ったの？｣
山内｢この前急に思い出してさ、まだあんのかなーって｣
｢へぇ。晶大が思い出してくれなかったら一生来なかったかもね｣
山内｢おいおい｣
ビクビクしながら木に登って、ツリーハウスの中に入る。
成長した私たちの2人が乗ってもビクともしない。
丈夫すぎる。
｢えー！宝箱置いてあるし！｣
山内｢な？結構物置いてるだろ？｣
｢ほんとだね。来てよかったかも｣
山内｢ここいいよなー。涼しいし、こっから花火も見えるし｣
｢意外と丈夫だしね。布団持ってきて寝たいかも｣
山内｢お前は天才か。今度持ってこようぜ｣
こんなところに布団持ってきたらもうここに住みそうだけど。
受験勉強もここで出来たら幸せ。
｢ねえ今度さ、ここめっちゃ画期的な秘密基地にしようよ｣
山内｢ああ、いいなそれ。ヒコとマサ連れてこようぜ｣
｢ありあり。佳奈も連れてきていい？｣
山内｢いいよ。そのうちみんなでキャンプでもするか｣
高校2年の夏休み。
やることいっぱいで楽しみが募る。
勉強だけが高校生の仕事じゃないからね。
ちなみに佳奈は私の親友で、ヒコくんとマサくんは晶大の親友。
たまに5人で遊んだりする。
あ、そういえば。
｢ねえ、晶大。オヌスミサマって知ってる？｣
山内｢おぬすみさま？なにそれ｣
｢やっぱ知らないよね｣
山内｢なんかの神様？｣
｢そんな感じ。ほら、学校の近くに小さな祠があるの知らない？｣
山内｢あー、なんかちょっと古びた感じの｣
｢そうそう。そこに宿ってる神様がオヌスミサマっていうんだって｣
佳奈から聞いた話。
オヌスミサマは、運命を変える神様と言われているらしい。
本当に必要としてる人の前にしか現れないそうで、その人が望む人の運命を変える。
｢例えばね、｣
山内｢うん？｣
｢晶大が、私のことをめちゃめちゃ恨んでいて、｢オヌスミサマ、Aの運命を変えてください｣って願ったとしたら、私は死ぬかもしれないってこと｣
山内｢…は？｣
｢私が生きるはずだった運命が変わるの｣
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(名前)あやか(プロフ) - 続きを待ってます！お願いします (2021年9月18日 15時) (
レス) id: 6c19d02f23 (このIDを非表示/違反報告)
ぷいん - いつか更新されることを願ってます…！ (2020年12月12日 10時) (レス) id: fe96328630 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - 00xxxx1さん» 本当ですか！！！！嬉しい、ありがとうございます！！ 更新頑張ります！！！！ (2020年5月20日 0時) (レス) id: a7ed6a47fc (このIDを非表示/違反報告)
00xxxx1(プロフ) - 毎日更新楽しみにしています！！花さんの書くお話の中でもこれが一番好きになりそうです！！陰ながら応援しています！ (2020年5月20日 0時) (レス) id: 1f1bcc4b1b (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - ゴンさん» えぇ！？そんなそんな！！！ありがとうございます！！更新頑張ります！！ゴンさんのためにー！！！！ (2020年5月16日 17時) (レス) id: a7ed6a47fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花
| 作成日時：2020年5月11日 10時
