忠告 ページ17
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佳奈を無理やり引っ張って、近くの女子トイレに連れ込む。
男子2人は置いてけぼりだけど、それはしょうがない。
佳奈｢なになに？｣
｢…晶大にね、聞いてきて欲しいことがあるの｣
佳奈｢えっ、自分で聞けばいいじゃん。晶大くんも会いたがってると思うよ？｣
｢違くて、…あのね、よく聞いてね｣
佳奈｢う、うん？｣
｢…私昨日、オヌスミサマに会ったの｣
佳奈｢…えっ？あははっ、まっさかぁ｣
｢ほんと、なの。このみかんの皮はオヌスミサマから貰った。大切な忠告を忘れない為にって｣
佳奈｢大切な忠告？｣
佳奈に全てを話した。
晶大を助けて欲しいってお願いをしたら、引き換えに晶大の大切な人の記憶を奪うと言われたこと。
そして、大切な忠告というのが、
佳奈｢…え、そんな、｣
｢…｣
佳奈｢う、うそ、でしょ？｣
｢…わかんない、けど、その忠告を忘れない為にこのみかんの皮を持たせて、常に思い出させようとしてるんだとしたら辻褄が合うの｣
｢山内晶大が、失った大切な人の記憶を思い出してしまったら、運命は変わらない。つまり、死んでしまう｣
と、いうものだ。
｢う、自惚れかもしれないけど、一応｢愛してた｣って言われたからさ、私が大切な人だって可能性もあるわけで…｣
佳奈｢…そうね、ご両親とは普通に話してたから、家族ではないだろうし｣
｢…怖い｣
佳奈｢…｣
｢私が晶大に会って、もし、何かの拍子に思い出しちゃったら、どうしよう、｣
佳奈の手を握りしめる。
怖くて怖くて、たまらない。
すると、震える私の手をぎゅっと握って、聞いてくるから待ってて、と佳奈が言う。
それから、マサくんとヒコくんにもこのことは伝えておいた方がいい、と。
佳奈｢…今になって気づいたんだけどね｣
｢…ん｣
佳奈｢…さっき、晶大くんと話したときに、Aの名前が1度も出てこなかったの｣
｢…｣
佳奈｢…厳しいこと言うかもしれないけど、覚悟してて｣
｢…ありがとう、佳奈、ごめん、こんなこと頼んで｣
佳奈｢バカね。あんたはもっと頼りなさい｣
頭を撫でられて、女子トイレを出る。
すると、すぐそこにはヒコくんとマサくんがいて、心配そうにこっちを見てた。
佳奈が｢ちゃんと話しなさいよ｣って念を押して晶大の病室へ向かう。
私は、不思議そうな顔をしてる2人に、できるだけわかりやすく、話をした。
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(名前)あやか(プロフ) - 続きを待ってます！お願いします (2021年9月18日 15時) (
レス) id: 6c19d02f23 (このIDを非表示/違反報告)
ぷいん - いつか更新されることを願ってます…！ (2020年12月12日 10時) (レス) id: fe96328630 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - 00xxxx1さん» 本当ですか！！！！嬉しい、ありがとうございます！！ 更新頑張ります！！！！ (2020年5月20日 0時) (レス) id: a7ed6a47fc (このIDを非表示/違反報告)
00xxxx1(プロフ) - 毎日更新楽しみにしています！！花さんの書くお話の中でもこれが一番好きになりそうです！！陰ながら応援しています！ (2020年5月20日 0時) (レス) id: 1f1bcc4b1b (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - ゴンさん» えぇ！？そんなそんな！！！ありがとうございます！！更新頑張ります！！ゴンさんのためにー！！！！ (2020年5月16日 17時) (レス) id: a7ed6a47fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花
| 作成日時：2020年5月11日 10時
