マセガキ ページ19
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｢そ、だね…｣
マサ｢だけど、もっと俺らを頼れよ。な？｣
｢…ありがとう｣
ヒコ｢…よしっ、じゃあ飯食いに行くか。Aは外出できる？｣
｢あっ、聞いてみる｣
一旦病室に戻って看護師さんを呼ぶ。
体調悪くなったらすぐ病院に戻ってくるって約束で、外出許可が出た。
ちなみに私は3日くらいで退院できるらしい。
私のお母さんが持ってきたであろう服に着替えて、4人でファミレスに行った。
部活の話や、夏課題の話。
まだ高校生の私たちに、話題は尽きない。
佳奈｢そういえばAってさ、晶大くんと小学校から一緒なんだよね？｣
｢うん。もう10年以上の付き合いになるなぁ｣
佳奈｢正直晶大くんってモテたんじゃない？｣
｢ああ、うん。モッテモテよ｣
マサ｢あんな意地悪いニヤニヤ男のどこがいいんだ｣
佳奈｢ムッキムキの筋肉チビじゃないからじゃない？｣
ヒコ｢ムッキムキの筋肉チビ…｣
｢あはっ｣
マサ｢お前こそ貧乳の大根足じゃねえか！お前の胸は大胸筋なんだよ！｣
佳奈｢レディーに向かって失礼ね！｣
マサ｢ならもっとレディーらしく振る舞え！｣
2人が言い合うのを横目に、ヒコくんと私は大爆笑。
大丈夫だ。
ちゃんと笑えてる。
ヒコ｢で、そのモテモテなアキとどうやって仲良くなったの？｣
｢んー、私、小学生のときに親の仕事の都合でこっちに越してきたから、友達がいなかったのね？｣
ヒコ｢うん｣
佳奈｢へぇ、意外｣
｢でしょ？でね、私が1人でとぼとぼ帰ってるときに、晶大が話しかけてくれたの｣
ヒコ｢なんて？｣
｢転校生でしょ？俺お前ん家の横に住んでる晶大っていうの、一緒に帰ろうぜって｣
佳奈｢かっこいいじゃん！｣
マサ｢マセガキだな｣
佳奈｢あんたねぇ、嫌味しか言えないの？｣
｢あはっ、あの頃はすごく照れくさくてさ、なかなか自分の言葉で喋れなかったけど、楽しそうに話す晶大を見てるだけでめちゃめちゃ嬉しかった｣
ヒコ｢…その気持ちわかるかも｣
｢ほんと？さすがヒコくん｣
だろ？ってヒコくんがドヤ顔をする。
…あの頃から、晶大はすごくすごくかっこよくて。
そりゃあ、大人になったなあって意識するのは最近だったけど。
背の高い頼れる男の子って感じで。
…大好きだった。
ううん。
今でも、すごく好き。
大好きだ。
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(名前)あやか(プロフ) - 続きを待ってます！お願いします (2021年9月18日 15時) (
レス) id: 6c19d02f23 (このIDを非表示/違反報告)
ぷいん - いつか更新されることを願ってます…！ (2020年12月12日 10時) (レス) id: fe96328630 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - 00xxxx1さん» 本当ですか！！！！嬉しい、ありがとうございます！！ 更新頑張ります！！！！ (2020年5月20日 0時) (レス) id: a7ed6a47fc (このIDを非表示/違反報告)
00xxxx1(プロフ) - 毎日更新楽しみにしています！！花さんの書くお話の中でもこれが一番好きになりそうです！！陰ながら応援しています！ (2020年5月20日 0時) (レス) id: 1f1bcc4b1b (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - ゴンさん» えぇ！？そんなそんな！！！ありがとうございます！！更新頑張ります！！ゴンさんのためにー！！！！ (2020年5月16日 17時) (レス) id: a7ed6a47fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花
| 作成日時：2020年5月11日 10時
