好きなんだ ページ19
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…太志、ね。
返事いつ伝えればいいんだろう。
太志のことといい関田さんのことといい、しっかりしなきゃ。
いつまでも待たせれてる太志の身にもなってみろよ私。
…ほんと最低。
テレビでは太志がクイックを決め、盛り上がりを見せていた。
今のすごい。
宮下｢…どしたの急に黙って｣
｢え、あー…、ちょっとね｣
宮下｢…もしかして告られた？｣
｢は！？｣
宮下｢うわ当たりだ｣
黒後｢マジですか！すげーAさん｣
｢いやいや誰もそんなこと言ってないでしょ！｣
宮下｢言ってるようなもんじゃん。しかも、小野寺くん大学のひとつ後輩でしょ？｣
｢まあ、｣
真佑｢え！そうなんですか！キュンキュンしますね！｣
｢しないでしないで…｣
本当に、太志は後輩で弟みたいで、憎めない奴だ。
…どんなことしても嫌ったりできないし。
でも、恋愛の好きかって言われると、
うーん。それとは、ちょっと違うような…。
…きっとそれには、太志も気づいてる
宮下｢…１回付き合ってみたら？｣
｢いやっ、それはひどくない？太志の気持ちを弄ぶような｣
宮下｢好きになる感じはないの？｣
｢…ないね｣
黒後｢…他に好きな人がいるからですか？｣
真佑｢え！…お兄ちゃん？｣
｢もー、そこから離れて真佑ちゃん！｣
黒後｢…否定しないってことはいますよ、遥さん｣
宮下｢いるね、愛ちゃん｣
真佑｢誰ですかぁ！｣
そう聞かれて、思い浮かぶのはただ1人。
だけどそれは、
｢…きっと憧れなのよねー｣
真佑｢いやー、好きと憧れの気持ちは似てるって言うじゃないですか｣
｢あのね、もう25歳よ？違いくらいわかるって｣
宮下｢意外とわかってなかったりして｣
｢…え？｣
宮下｢そんなんがわかるのなんて、どこの恋愛マスターよ｣
黒後｢そーですよ。たかが25年ですよ？｣
宮下｢勘違いから始まる恋もありだと思うけどなー｣
｢勘違い…｣
そのとき、｢あ、関田さん｣という真佑ちゃんの声で、テレビに視線を移す。
そこには、サーブを打つ前のお決まりのルーティーンをしている関田さんが映っていた。
一瞬だけ、ドキッとする。
あのルーティーン、好きなんだよなぁ。
ボールを持つ手も、相手のコートを見てる目も、トスの正確さも、全部、好きだ。
…優しいところも、ちょっとだけ意地悪なところも、笑った顔も、全部全部。
｢…ああ、私、関田さんのこと好きなんだ｣
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なほ - 次は山内さんの待ってます☺️ (10月10日 22時) (
レス) @page37 id: 2f4a7dab68 (このIDを非表示/違反報告)
RIO - 好きすぎて何度も読ませてもらっています(笑)マジで、え、花さん神？って思いました(笑) (2021年9月24日 0時) (レス) @page36 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - めちゃくちゃキュンキュンしました。大好きです（笑） (2021年5月6日 3時) (レス) id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - inu1elenaakさん» はい！お楽しみに〜！！！ (2019年12月18日 20時) (レス) id: a7ed6a47fc (このIDを非表示/違反報告)
inu1elenaak(プロフ) - スピンオフも楽しみにしております。 (2019年12月17日 19時) (レス) id: 9a39b8e204 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花
| 作成日時：2019年11月13日 21時
