＊colorless 2 ページ3
「こいつよ、今日の相手は」
下品な笑いで男を従えるいじめっ子
だから空き教室に呼んだのか
面倒だな
ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｯ
突然開いたその扉を見る
そこには1人の少年がいた
こちらを気にするでもなく
ただ見ただけで状況判断したようだ
？「面白そうなことやってんじゃねぇか」
こっちとしては何も面白くないけどね
「灰崎くん…」
何この空気
(´・д・｀)ヤダわ
？「コイツくれよ」
「なんでそんな奴」
？「他人のモンなんだろ？」
「違うわ！！」
？「まぁいいや、コイツもらってくぜ」
何この元カレカノみたいな雰囲気は
つか僕連れてかれちゃったよ
何処に行くんだ
？「お前名前は？」
『言わなきゃならん？』
？「あるなら言えよ」
『七篠梨子』
？「俺は灰崎祥吾」
『ほー』
灰「お前、逃げる気なかったんだな」
『キミはどうして僕を助けたの？』
灰「なんとなく」
『そうか』
灰「そうだよ」
『キミは良い奴だなww』
灰「何言ってんだよ」
『良い奴じゃなきゃ助けようとは思わんだろ』
灰「お前…」
『じゃまた助けてよ』
灰「(ꐦ°᷄д°᷅)」
『バイバイ』
桃井side
最近仲良くなった子
七篠梨子ちゃん
ただ彼女の愚痴を聞いているだけ
あの子は1年の中でも有名なグループの子たちに暴力をふるわれていた
なのにそれに屈しもせずに
堂々としていたことがすごいと思ったし
心配にもなった
だから嬉しかったりした
初めて会った彼女に私を話し相手として選んでくれたことが
そうだ！
バスケ部マネージャーに誘ってみよう
赤司くんに相談しよう
桃「赤司くん」
赤「なんだい？」
桃「マネージャー1人赤「大丈夫だよ思うよ。主将に聞いておこう」ありがとう、赤司くん」
さすが赤司くんだ
私が全てを言う前に察してしまった
今日にでも誘って見よう
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：3K猫 | 作成日時：2018年1月26日 7時
